第17回アジア競技大会出場 ハヤブサジャパン 平成26年度女子日本代表チーム 第2次強化合宿開催中
<-php echo date("Y年m月d日",strtotime($news_info.post_date));?>
2014年7月13日
平均年齢20.7歳と若いチームを指導する一色 建志ヘッドコーチ
若い選手とコミュニケーションを取り、コート内だけではない役割にも率先して取り組む諏訪 裕美選手(左から3番目)
平均年齢20.7歳と若いチームであるために、6年後の2020年東京オリンピックを見据えているように捉えられがちですが、一足飛びの強化ではないことを一色ヘッドコーチは強調します。「チャンスを得た選手たちが、この機会にレベルアップすることが第一です。東京オリンピックの前には2016年リオデジャネイロオリンピックもあります。一気に世代を飛ばすことなく、これまで積み上げてきた女子日本代表の伝統をしっかり引き継げるようにし、さらに底辺を拡大していきます」と、このチームの主旨を説明しました。
最年長であり、日本代表候補として復帰した諏訪 裕美選手(アイシン・エィ・ダブリュ ウィングス)は、「もう選ばれることはないと思っていましたので、すごくビックリしました」と目を丸くします。しかし、いざ日の丸を付ければ、「新たなチャレンジをもらいました。日本代表候補として復帰できたことで、ファンの人から応援の声をかけてもらったことがうれしかったです。モチベーションがさらに上がりました」と話していました。
一度は引退し、強豪・桜花学園でコーチをしていた諏訪選手。馬瓜 エブリン選手(アイシン・エィ・ダブリュ ウィングス)ら教え子たちとともに臨む合宿について、「彼女たちの方がやりづらい部分があるかもしれませんね。でも私にとっては、教え子たちがいることで若い選手たちにも声がかけやすいので、間に入ってコミュニケーションを取りやすくしたいです」と橋渡し役となり、チームを引っ張っています。歴代の先輩たちの行動を見ながらともに戦い、女子日本代表の伝統を知ることも諏訪選手に期待したい部分です。「若いメンバーはさらに上を目指す選手たちですので、その下地になる部分としてこれまで私が経験してきたことを少しでも見せていきたいです。日本代表は意味のあるところであることを把握してもらい、上に行っても困らないように伝えなければいけないと思っています」とも話しており、コート内だけではない役割にも率先して取り組んでいます。もちろん、日本代表復帰を機にリオデジャネイロオリンピックも狙う意欲を見せてくれました。
「昨年は日本代表候補で落とされて悔しい思いをしました。今年はしっかり日本代表に残ってアジア競技大会で良い結果を出せるようにしたいです」と話すのは、町田 瑠唯選手(富士通 レッドウェーブ)。第一関門となるこのセレクション期間中は、「チームプレイを向上するのはなかなか難しいので、まずは1on1から自分の武器をしっかりアピールしていきます。また、ポインドガードなので周りもしっかり生かしていけるように、早めにみんなのプレイの特長を把握し、周りを生かすプレイもしていきたいです」と話し、持てる力を発揮しました。選考をクリアすれば、「東日本大震災復興支援 バスケットボール女子日本代表国際親善試合2014」にて、日本代表同士が対戦するコートに立つことができます。「向こうはトップ選手たちが集まる日本代表であり、学ぶことも多いと思うのですごく楽しみです」と話しており、そのチャンスをつかむためにも明日以降の合宿に参加できることが必須条件です。
FIBA世界選手権へ向けて強化を続けるもう一つの女子日本代表を率いるのは、内海 知秀ヘッドコーチ。合宿中は傍観するものの、関与していません。それも、7月29日(火)に行われる仙台大会では直接対決が控えているからであり、どちらにとっても真剣勝負です。国際親善試合でより良いパフォーマンスをした選手は、FIBA世界選手権メンバー入りもあるかもしれず、さらなるアピールが続きます。
さらに国際親善試合では、日本代表同士の直接対決以外にも、アフリカ代表としてFIBA世界選手権に臨むモザンビーク代表、ロンドンオリンピック銅メダリストのオーストラリア代表が来日。アジア競技大会の前に、世界レベルへ挑むハヤブサジャパンを応援しに、ぜひ会場へお越しください。チケットは好評発売中です。