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平成26年度全国バスケットボールコーチクリニック【東京会場】 開催報告

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2014年7月3日

様々なシチュエーションや条件を設定した練習の様子

質疑応答の様子

 平成26年6月28日(土)・29日(日)の2日間、日本女子体育大学 総合体育館にて、平成26年度全国バスケットボールコーチクリニック【東京会場】を開催しました。
 初日は雨が降る中での開催となり、交通機関等の乱れにより開始時刻を15分ほど遅らせての開始となりましたが、第1日目の28日(土)は245名、第2日目の29日(日)は156名の参加がありました。

 今回のコーチは、トリフォン・ポッチ・ロペス氏。スペインのトップリーグACBで長くヘッドコーチとして活躍し、1995年にはACB年間最優秀コーチを受賞したこともある、スペインの中でも最も優れたコーチの一人です。今年10月にスタートするNBL2014-2015シーズンより、三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ名古屋のヘッドコーチに就任されることが決まっており、今後、日本での活躍も期待されています。
 スペイン語の通訳は札幌創成高校の吉田 健児郎氏、モデルプレイヤーは明治大学男子バスケットボール部の選手の皆さんに行なっていただきました。

 第1日目のクリニックは、パターンオフェンスのような決められた動きではなく、数少ない約束事をもとにプレイヤー自身が状況や場面を判断し、動きをつくっいくオフェンスについての内容です。基本は1on1とし、ボールマンがスペースを攻めること、オフボールのプレイヤーはスペースをつくるという基本的な考え方を一貫して指導していくというものでした。1on0から5on5とオフェンスの人数が増え、プレイの選択肢が増える中でも、基本的な考え方を一貫して、かつ系統的な指導が行われました。

 第2日目のクリニックは、状況判断を中心とした内容です。オフェンスは、ディフェンスの状況や場面をどのように判断するか、ディフェンスはオフェンスの状況や場面をどのように判断するかというもので、様々なシチュエーションや条件を設定しての練習方法を数多くみることができました。後半には、ディフェンスのコミュニケーションのための練習として楽しんで取り組める内容もあり、バリエーションに富んだ内容となりました。

 シンプルな内容ですが、それを身につけいくための練習方法にはバリエーションがありました。また、シンプルな内容ということは、どの年齢カテゴリーに対しても適用可能なものであり、そういった意味で非常に奥の深い内容であったと思われます。

 今週末、7月5日(土)・6日(日)には、福岡県の東海大学付属第五高等学校にて、トリフォンコーチによる2回目の全国バスケットボールコーチクリニック【福岡会場】が開催されます。事前申込みは締め切っていますが、参加人数にはまだ余裕があります。当日申込も受け付けておりますので、是非ご参加ください。

 当協会では、これからも日本のバスケットボール指導者の資質と指導力の向上につながる、指導者養成事業を展開していきたいと考えております。今後とも皆様のご理解・ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
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