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平成25年度男子U-18、U-16、U-16(U-15世代)日本代表チーム 強化合宿開催報告

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2014年3月18日

男子U-17日本代表チームのPG 林 祐太郎選手

男子U-16(U-15世代)日本代表チームの柳川 幹也選手はチェコ国際大会でベスト5を受賞

 昨年の第3回FIBA ASIA U-16男子バスケットボール選手権大会でアジア3位となり、今年8月8日から16日にアラブ首長国連邦・ドバイにて開催される「第3回FIBA U-17男子バスケットボール世界選手権大会」への出場する男子U-17日本代表チーム。すでに組み合わせ抽選会が行われ、日本はフランス、カナダ、オーストラリアと同じグループBに決まりました。

 世界選手権出場を決めた平成25年度男子U-16日本代表(FIBA U-17世界選手権出場チーム ※以下男子U-17日本代表チームと表記)とともに、同じく8月19日から28日にカタール・ドーハにて開催される「第23回FIBA ASIA U-18男子バスケットボール選手権大会」へ向かう男子U-18日本代表チーム、さらに年始にドイツ・チェコ遠征を行った男子U-16(U-15世代)日本代表チームの3カテゴリーを味の素ナショナルトレーニングセンターに招集し、3月14日(金)から17日(月)まで合同強化合宿が行われました。アジアの壁を突破できたことで、男子日本代表もU-16からU-17、さらにU-18へと継続した強化が進められます。

 男子U-18日本代表チームは候補選手24名による選考合宿。大学生や男子U-17日本代表チームとのスクリメージなどゲームが中心となり、選手たちは持てる力を発揮しアピールしました。男子U-16日本代表に続き、世界選手権出場に大きな期待がかかっている男子U-18日本代表チーム。選手たちは後輩たちの快挙に刺激され、世界を明確な目標として努力しています。

 男子U-17日本代表チームの強化期間は2年目を迎え、コーチや選手との信頼は厚くなり成熟度が増し、チームの雰囲気も良いです。男子U-18日本代表チームとのスクリメージでも、チームとしてまとまった戦いができる男子U-17日本代表チームが上回った結果を残し、成長した姿を見せてくれました。しかし、大学生には完敗。井手口 孝ヘッドコーチは、「速攻だけで20点以上獲られてしまい、ちょっと諦めてしまったところがありました」と話しており、すぐにミーティングを行って課題点を共有し、さらなる成長を目指していきます。

 昨年の男子U-16日本代表チームの先発PGとして活躍した林 祐太郎選手(県立幕張総合高校 1年)。FIBA ASIA U-16選手権で得た自信や世界へ挑むための課題点などを挙げてもらいました。
 「昨年の大会を通じて、ディフェンスの間合いのタイミングをつかむことができました。相手についていって倒れてしまうと自分のファウルになってしまいますので、相手がきたら距離を開けて守らなければいけないことを知り、それは今でもしっかり意識してディフェンスできるようになりました。世界に出ればもっと相手が大きくなるので、確率良くシュートを決めていかなければ勝てないと思っています。まだまだシュート力が足りないです」
 男子U-17日本代表チームは世界選手権で勝利を挙げるために、今後も強化合宿を重ねていきます。

 来年開催されるFIBA ASIA U-16選手権の対象年齢ではない男子U-16(U-15世代)日本代表チームですが、継続的に強化できるように、今年1月ドイツ・チェコ遠征を行いました。チェコで行われた国際大会では、地元U-16チェコ代表にしか勝利を収められませんでしたが、その試合での第1ピリオドに3本の3Pシュートを決めた柳川 幹也選手(広島市立井口中学校 3年)がベスト5に選ばれました。しかし、柳川選手にとって、課題も多く見つかった初めての海外遠征になったようです。
 「初めて海外の選手と対戦して、スピードやフィジカルの強さ、シュート力の違いを感じました。これまで自分が自信を持っていた部分だったのですが、それを失われた感じで世界はこんなにすごいのか、と痛感しています」
 日本ではスピードも、フィジカルでも同ポジションの選手に負けたことがなく、自信を持っていただけに悔しさを滲ませていました。悔しい思いをしたからこそ、「すごくきついですが、この練習を乗り越えることでフィジカルもスピードも絶対に成長し、自分のものになると思って全力で取り組んでいました」と意識を高く持ち、前向きな気持ちで話してくれました。

 今回集まった選手たちは東京オリンピックを迎える2020年には、21~23歳になります。その次となる2024年オリンピックが“ターゲットエイジ”になるかもしれませんが、勢いのある若い選手たちが押し上げていくこと、そして1年でも早くオリンピックを経験することも大事なことです。今年度、田中 大貴選手(東海大学~トヨタ自動車アルバルク東京)や渡邊 雄太選手(セント・トーマス・モア・スクール)が、学生ながら日本代表に選ばれた実績がすでにあります。世界を経験できる男子U-17日本代表、それに触発されるように世界を目標に強化に励む男子U-18日本代表、男子U-16(U-15世代)日本代表の台頭に期待が高まります。
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