平成25年度女子U-16日本代表チーム 第5次強化合宿開催報告 -アジア連覇を目指し、女子U-16日本代表チームがスリランカへ出発-
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2013年11月21日
「日本の武器であるディフェンスからブレイクを出していく」と話す一色 建志ヘッドコーチ
チームを引っ張る池本 朱里キャプテン
「U-16世代なのでミスを恐れずに思い切ってやってもらえるように、メンタル面での準備はしっかりさせて臨みたいです」と話すのは、一色 建志ヘッドコーチ。これまでU-18、U-19と高校で鍛えられた選手たちを指導してきた一色ヘッドコーチにとって、女子U-16日本代表チームを率いるのは新たな挑戦となります。「私自身がU-16世代のレベルまで、下りて指導していなかったのがよくなかったです」と話す一色ヘッドコーチの指示に、最初は意味が分からずキョトンとしてしまっていた選手たち。「やっぱりパッと言ってもイメージが沸かないようで、どうしなさい、こうしなさいと言っても、選手たちには理解してもらえず、なんで?となってしまっていました。だから、一つひとつの事例を挙げながら、だからこうなんだ、と説明すると分かってもらえます。なかなか難しいですね」。
模索しながらようやく選手たちを掌握し始めた一色ヘッドコーチ同様に、選手たちにとっても初めての国際大会を迎えます。キャプテンを任されたのは#8池本 朱里選手(慶進高校 2年)は、「個性の強い選手ばかりなので、一人ひとりの個性をつぶさないような接し方を心がけています。みんな話せばやってくれる選手たちです。まだまだチームとしてまとまっていない部分もあるので、大会前までには一つのチームとして試合に入れるように、とにかく自分が引っ張る気持ちで頑張ります」と、責任感強いコメントを残してくれました。
このチームは180cm台が半数以上となる7名が登録されており、日本にしては大きなチーム編成で臨みます。「180cmと日本では大きいですが、やっぱり日本の武器は走力であり、走ってもらわないといけません」と一色ヘッドコーチが話すように、日本の武器であるディフェンスからブレイクを出すことはU-16世代から一貫していきます。
所属チームではセンターポジションでも、日本代表ではフォワードへコンバートされる選手もいます。そのうちの一人である180cmの#11脇 梨奈乃選手(桜花学園高校 1年)は、「普段、チームではできないことを積極的に取り組んでどんどん吸収していきたいです」と前向きに取り組んでいます。
2011年に行われた前回大会で優勝している女子U-16日本代表チーム。もちろん2連覇を目指して挑みますが、「あまり気負わせてもいけないので、選手たちには目の前の試合に一生懸命頑張ってもらえるようにするだけです」と話す一色ヘッドコーチ。しかし選手たちは2連覇、そして43年ぶりの快挙を成し遂げた女子日本代表チームに続けるように優勝を目標に掲げています。
今年度最後の日本代表となる女子U-16日本代表チーム。2020年東京オリンピック開催が決まった9月以降、男子U-16日本代表、女子日本代表が吉報を届けてくれています。上位3チームに与えられる「第3回FIBA U-17女子世界バスケットボール選手権大会」の出場権獲得へ向け、さらなる吉報に期待しつつ、ぜひご声援をよろしくお願いいたします。