ハヤブサジャパン 平成25年度女子日本代表チーム 国内最終合宿(第7次強化合宿)を終え、本日タイ・バンコクへ向けて出発
<-php echo date("Y年m月d日",strtotime($news_info.post_date));?>
2013年10月23日
ディフェンスからブレイクを出す“日本のスタイル”を取り戻したいと語ったキャプテン・大神 雄子選手(左)
司令塔・吉田 亜沙美選手を起点に、自分たちのバスケットを展開してアジアの頂点を目指す
「(東アジア競技大会での)チャイニーズ・タイペイ戦はすごくフラストレーションが溜まる試合でした。早く修正しないといけないし、あの大会で出てしまった悪い部分のイメージがずっと残ったままきてしまっています」と、大神 雄子キャプテンの口から出てくる言葉は反省点ばかり。5月からスタートしたハヤブサジャパンの目標は「アジアの頂点に立つこと」。それはチーム全員で決めた目標でもあります。最終強化合宿中にも関わらず、10月27日(日)より開幕する「第25回FIBA ASIA女子バスケットボール選手権大会 (兼 第17回FIBA女子バスケットボール世界選手権大会 アジア地区予選)」を前に、大神キャプテンは少し不安な表情を見せていました。しかし、顔を上げた次の瞬間、「やっぱりディフェンスからブレイク!」力強くその言葉を発しました。
アグレッシブなディフェンスから速攻(ファストブレイク)を出して行くのが日本のスタイルであり、その原点に立ち返ることが大事です。今年6月に金メダルを獲得したリトアニア国際トーナメントでの中国戦は、その日本のスタイルを出せたことで83-62。80点台の得点を挙げ、そして60点台に抑えられた理想的なゲーム運びで勝利を収めることができました。チーム一丸となって足を使ってディフェンスをし、スピーディーな展開に持ち込むことで躍動感が生まれ、見ている方を“とりこ”にします。これまでの国際大会でも、小さくても一生懸命戦う姿に地元ファンから応援をしてもらってきました。
「もう一度、ディフェンスからブレイクを出す“日本のスタイル”を取り戻さなければいけません。そのためにも、スタートでコートに立つ5人がチームを勢いづかせていきたいです」と、大神選手は話し、練習やチームミーティングを重ねて準備をしてきました。
チームを引っ張る司令塔・吉田 亜沙美選手もまた、目標に掲げた優勝へ向け、「自分たちのバスケットをやれば、絶対にどこにも負けない自信があります。そのためにも、ディフェンスからブレイク。これを徹底することが大事です」と、同じキーワードを挙げました。日本が誇るツーガードが、自分たちのスタイルを取り戻して本番へ向かいます。
開幕戦の相手はカザフスタン。女子は2部リーグ構成になっているFIBA ASIA 選手権において、レバノンの出場停止により、下部リーグであるレベルIIから上がってきたチーム。しかし、201cmを筆頭に高身長の選手が揃っているカザフスタン。「やっぱり日本は身長が低い分、警戒しなければいけません。また、前回大会ではレベルIIだったのでどんなチームなのか分からないですし、選手たちも初めての対戦となります。情報がない中での初戦ですので、気を引き締めてかからなければいけません」と話す内海 知秀ヘッドコーチ。全チーム総当たりとなる予選リーグもまた、ハヤブサジャパンにとっては成長できる場でもあります。内海ヘッドコーチは、「大会に入ってからもどんどん調子が上がっていくような進め方をしたいですし、そのためにも予選ラウンドの戦い方が重要です」と話し、1戦1戦勢いづく戦いをしていきます。
開催地のタイ・バンコクでは過去3度の大会が行われ、その全てにおいて日本は決勝の舞台に進んでいます。FIBA ASIA選手権では2度(1997年、2001年)、そしてアジア競技大会(1998年)では優勝している縁起の良い場所。東アジア競技大会でも、昨今のFIBA ASIA選手権でも、辛うじて3番目の椅子を死守し、一番低い表彰台に立たされていることで、心の底から喜べるような結果を得られていません。微笑みの国・タイで、本当の笑顔を見せるためにも、まずは決勝ラウンド(準決勝)を勝ち進むことが重要です。開幕まで残りわずかな時間ではありますが、コンディションとメンタルの両方を整えながら、最高の形で大会を迎えられるようにできる限りのことを進めていきます。
第25回FIBA ASIA女子バスケットボール選手権大会 (兼 第17回FIBA女子バスケットボール世界選手権大会 アジア地区予選)は、男子同様、女子も日本戦全試合がCS放送「フジテレビNEXTライブ・プレミアム」で放送されます。また、現地の会場となるBangkok Youth Centreは無料で観戦いただけます。
ぜひ、ハヤブサジャパン 女子日本代表チームへのご声援をよろしくお願いいたします。