第6回東アジア競技大会 大会第5日目 男子日本代表チームは最後まで戦い抜くも74-103で大敗。表彰台を目指し、3位決定戦を韓国と対戦
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2013年10月14日
敗れはしたが「後半は少しは状況判断ができ、得点にいけた点は良かったで す」と日々成長が見られる#11野本 建吾選手は17得点
「勝ちたい」という強い気持ちを持って、3位決定戦に臨む#5永吉 佑也選手
いきなりチャイニーズ・タイペイに3Pシュートを決められ、さらに連続得点で6-12とリードを許した日本。しかし、体を張ってディフェンスしたことでチャンスを作り、開始5分を過ぎて13-14と1点差まで詰めます。しかし、チャイニーズ・タイペイのフルコートプレスディフェンスに引っかかり、あっという間に点差は開き31-56、25点差をつけられ前半終了。
諦めることなく後半に向けて仕切り直した日本。積極的にゴールを狙い、フィジカルコンタクトを嫌がることなく体を当ててディフェンス。相手の1on1で振り切られた時や速攻をされた時はファウルをして止める気持ちのこもったプレイを見せます。その結果、多くの時間を相手はベンチメンバーを起用していたこともありますが、後半の得点だけを見ると43-47。最後まで戦い抜きましたが、結局は74-103の100点ゲームで大敗しました。
試合後、堪えきれず悔し涙を見せた#5永吉 佑也選手。「自分たちよりも多くの経験をしているチームに対して、雑なプレイをしてしまうと、痛い目に遭うことが良く分かりました。でも、ずっとやってきた走ること、パッシングバスケット、平面のバスケットからの2on2、3on3を作って崩すプレイは手応えを感じているので、これからも継続してやり続ければ絶対に勝てるはずです」。ユニバーシアード日本代表から今年度、短い期間ながら長谷川ヘッドコーチが世界を見据えたバスケットスタイルに手応えを感じてもいます。
長谷川ヘッドコーチは、「相手に走られないようにトランジションディフェンスをやること、3Pシュートを阻止し、インサイドもカバーをしながら体を張って頑張ること、そしてチームディフェンスとリバウンドがどれだけできるかをこの試合のテーマにしていました。やはり、現状は敵わなかったという段階です。オフェンスでのミスからイージーシュートを許してしまった点は悔いが残ります。ファンダメンタルの強さがないことや、相手がハードコンタクトしてきた時やずるがしこくプレイされた時に、正しいプレイができないのが日本の現状です。そこから反省していかなければなりません」と、コメントを残しました。
チャイニーズ・タイペイから学ぶところがあったと話すのは、#11野本 建吾選手。「ボールが止まった時にパスを出そうとしても相手の読みが良く、スティールを狙うところも鋭かったです。マークされた時にチャイニーズ・タイペイの選手は良い状況判断から思い切り良くプレイしていたのは、すごく参考になりました。的確な状況判断をできるようにし、今大会を通じてもっと成長したいです」。状況判断について、長谷川ヘッドコーチは、「日本人は何かをしながら動作をすることが下手です。真面目な性格なので何事もきっちり区切って考えがちですが、バスケットの場合は常に3つ、4つの選択肢があって、それを瞬時に判断しなければいけません」と、日本人選手の足りない点として挙げていました。
明日、10月14日(月・祝)、男子日本代表チームも最終戦を迎えます。3位決定戦の相手は、日本戦の後に行われた韓国vs中国戦の敗者。第3ピリオドまで順当に韓国が勝っていましたが、最終ピリオドは22-5と一方的な展開で中国が逆転し、61-52で韓国が敗れました。この結果により、3位決定戦は韓国と対戦します。この結果が決まる前、長谷川ヘッドコーチにどちらと対戦したいかと伺ったところ、「相手も大学生主体ですが勝てていないので、もしかするとボロボロにやられるかもしれません。でも、それも経験になりますので韓国と対戦したいというのが正直な気持ちです」。李相佰盃 日韓学生バスケットボール競技大会や今年5月に行われた第3回東アジアバスケットボール選手権大会では、敗れている相手。#5永吉選手は、「リベンジという気持ち以上に、何よりも勝ちたいし、メダルを持って帰りたいです。学生チームということで甘い目で見られていた部分もあるかと思いますが、試合を重ねるうちにみんなも勝ちたい気持ちが出てきました。明日は何がなんでも勝ちたいので、しっかりコンディションを整えて備えます」と、話していました。
勝てば2大会連続の銅メダル獲得となります。バスケットボール競技は明日がラストゲーム。13:00(日本時間14:00)から始まる3位決定戦・韓国戦に勝って、表彰台を目指します。
■大会第5日目(10月13日) 試合結果
【男子】5-7位決定戦
グアム ○ 82-70 ● ホンコン・チャイナ
【男子】準決勝
チャイニーズ・タイペイ ○ 103-74 ● 日本
韓国 ● 52-61 ○ 中国