ハヤブサジャパン 平成25年度女子日本代表チーム 第4次強化合宿開催報告
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2013年9月11日
今が一番楽しい、と話す渡嘉敷 来夢選手は日々進化中
「しゃべって」など日本語を交えてアドバイスを送るハーブ・ブラウン アドバイザーコーチ
しかし今、ハヤブサジャパン 女子日本代表チームが目指すのは、10月27日よりタイ・バンコクで開幕する「第25回FIBA ASIA 女子バスケットボール選手権大会(兼 第17回FIBAバスケットボール世界選手権大会 アジア地区予選)」です。内海ヘッドコーチは、「まずは今年の目標をしっかり達成することが重要です。目標であるFIBA ASIA選手権で優勝し、来年のFIBA世界選手権でさらにレベルアップしながら、リオデジャネイロオリンピックに向かっていくことが大切です。リオデジャネイロオリンピックに出場することが、その先の東京オリンピックにつながっていきます」と話しており、目の前の目標に向かって気を引き締めました。
今回の合宿期間中は、6月まで行なってきたことを復習しながら、さらにコンディションを高めていく10日間となりました。藤原 有沙選手は、「前半の合宿で足りなかった点や改善点があり、それを練習してきたので少しはレベルアップして戻ってこれたと思っています」と話しており、各選手たちのやるべきことが明確になったことで積極的に練習に打ち込んでいます。
5月のアメリカ・ヨーロッパ遠征から国際親善試合まで試合を重ねていったことで、どのような成長を実感しているか、ハーブ・ブラウン アドバイザリーコーチに伺いました。「練習してきたことがヨーロッパのチームなどを相手にも通用することができ、短い間でも選手たちはしっかり成長してくれました」と手応えを感じています。さらに追求していかなければいけない点として、「もっとフィジカル強くプレイすること、もっとリバウンドを獲れるようにすること、そして相手を倒す気持ちをもっと強く持たなければなりません」と言います。そのために、練習中も日本語を交えながら選手たちにアドバイスを送り続けるブラウンコーチ。「何事も簡単にいくことは絶対にありません。どのチームと対戦する時でもしっかりとコンディションを整え、そしてフィジカル強く戦わなければいけないことを選手たちはもう分かっています。その考えがチームをプラスにしています」と話しており、スタッフ、選手一丸となってレベルアップに務めています。
2020年、7年後に東京オリンピック・パラリンピックがやってくることで選手たちのモチベーションは高まっています。現在20歳の宮澤 夕貴選手は、「ひとつ大きな目標ができました。それまでにどのような選手になりたいのか、そして自分がやるべきことをもう一度考えていかなければいけません。これまではリオデジャネイロオリンピックを目標にしていましたが、さらに東京開催が決まったことで新たな目標になりました。楽しみです」と話します。
「これまでは、先々のバスケット人生を考えることはなかった」と言う渡嘉敷 来夢選手。しかし、2020年東京オリンピック開催が決まったことで、「あと7年間はバスケットを続けていきたいですし、やるからには日本代表に居続けたいです」と将来の道がパッと開いたようです。怪我に泣き、未だ世界の舞台に立った経験のない渡嘉敷選手ですが、今は「待ってろよ!世界!」と意気込んでいます。これから始まるFIBA ASIA 選手権を制し、そして来年開催されるFIBA世界選手権での世界デビューを目指します。「バスケットをやってきて、今が一番楽しいです。そしてその一番は、日々更新されています」と言うほど、仲間と一緒にバスケットができることを楽しんでいます。
東京オリンピック・パラリンピック開催が決まり、チームの士気も高まっています。そのためにも、まずは目の前に掲げた目標であるFIBA ASIA選手権で優勝することに専念しなければなりません。9月14日(土)から始まる次回合宿へ向け、「さらにレベルアップしていくので、オフの間もコンディションを整えるための自己管理をしっかりするように」と内海ヘッドコーチが選手たちに伝え、第4次強化合宿は終了となりました。ひとつひとつ着実に階段を上っていくことが、東京オリンピックへとつながっていきます。今できる努力を最大限続けていきます。