ハヤブサジャパン 平成25年度男子日本代表チーム 第10次強化合宿開催報告 -国内最終合宿を終え、明日フィリピンへ出発-
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2013年7月29日
予定通りの強化に手応えを感じる鈴木 貴美一ヘッドコーチ
チーム最年少の渡邊 雄太選手はハヤブサジャパンでの期待は高い
7月28日(日)にはメディア公開練習が行われ、鈴木 貴美一ヘッドコーチは「目指す形はだいぶ出来ており、予定通り強化は進んでいます」と現在の状況について説明。ウィリアム・ジョーンズカップで全試合接戦に持ち込めたことで手応えを感じており、それに加え、「いかに頭を使って戦術をしっかりし、自滅するミスを無くしていけばさらに良くなっていきます」。続けて鈴木ヘッドコーチは、一人の選手の名前を挙げました。「渡邊選手は相手が抑えたと思った時に、思い切り良くドライブを仕掛けていくのが良いところです。大会期間中にもさらに成長し、勝利に貢献してくれると期待しています」。
ハヤブサジャパンにチーム最年少で選出された渡邊 雄太選手。昨年の今頃は、本日から開幕したインターハイに出場しており、高校を卒業したばかりの18歳。しかし今年は、日本代表メンバーとしてFIBAワールドカップ出場権を賭けたFIBA ASIA選手権へ臨みます。カテゴリーは違えど、昨年はU-18日本代表としてアジア予選を戦い、3位決定戦でイランにあと一歩のところで敗れて世界への切符を手にすることができず、悔し涙を流しました。「イランに4点差で負けた時は本当に悔しくて、すぐにでも日本代表に入って世界に出たいと思っていました。それが1年後の今、こうしてそのチャンスが再びきたということは、僕にとってすごく大きなことです。ジョーンズカップでイランや韓国と対戦し、その時は負けてしまいましたが、このチームで次は勝てると思えたので、ワールドカップに出られるように何がなんでもアジア3位以内に入りたいです」と渡邊選手は話しており、強い気持ちを持って挑みます。
第9次合宿から合流した桜木 ジェイアール選手。「短期決戦では1人や2人の力だけでは勝ち上がっていけませんので、全員で勝つためにも周りの選手をうまく使うようなプレイを心がけています」と話し、練習に取り組んでいます。チームプレイを向上するためにもコミュニケーションは重要であり、「まだ完璧ではないですが、問題はありません。特に若い選手たちは学ぶ意識や向上心が高いので、僕としても教えやすいです」とも話しており、合流は遅かったですが桜木選手に心配はありません。そして、「このチームには才能ある選手がたくさんいますし、コーチ陣の戦略もしっかりしています。スピードもあり、3Pシュートもあるので、どのチームにも勝てる能力は持っています。その日の出来次第で左右される部分もあるかもしれませんが、みんなが持ち味を出して機能すれば、どのチームでも勝てる自信はありますし、ワールドカップに出場できる可能性はあります」と、手応えを感じながら大会へ向けた意気込みを話してくれました。
本日、国内で最後の練習を行い、明朝には開催地であるフィリピン・マニラへと旅立ちます。厳しい練習をしてきたのも全てはアジア3位以上になってFIBAワールドカップへ出場するため。若手中心とは言え18歳から36歳までの年齢幅や所属リーグが異なる選抜チームではありますが、「どれだけ気持ちを一つにできるかどうか、メンタルが重要」と言う鈴木ヘッドコーチ。「日本を代表して戦う以上、ファウルしてでも止めるというような強い気持ちで戦わねばならず、そこが今まで足りないところでもありました。一つのリバウンド、一つのディフェンスは相手以上に強い気持ちでプレイしなければ、サイズが劣る分、勝ちようがありません。そこは昨年から強調して強化してきました」。アジア3位以上になるために強化してきた成果を発揮するハヤブサジャパンは、新たなる世界への歴史を拓くため戦ってきます。ぜひ、ご声援をよろしくお願いします。
■大会概要
第27回FIBA ASIA男子バスケットボール選手権大会
(兼 2014FIBAバスケットボールワールドカップ アジア地区予選)
■日程
平成25年8月1日(木)~11日(日)
■開催地
フィリピン・マニラ
■会場
Mall of Asia Arena
Ninoy Aquino Stadium
■予選ラウンド 日本戦スケジュール
8月1日(木) 15:30(日本時間16:30)~ 第1戦 日本 vs カタール
8月2日(金) 15:30(日本時間16:30)~ 第2戦 日本 vs ホンコン・チャイナ
※8月3日(土)は日本戦なし、4日(日)は大会休息日
※CS放送「フジテレビNEXTライブ・プレミアム」にて生中継