第35回ウィリアム・ジョーンズカップ 大会第1日目 ハヤブサジャパンはチャイニーズ・タイペイAに敗れ、黒星スタート
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2013年7月7日
会場を埋める観客の中で行われた開会式
3Pシュート5本を決めチームハイの15点を挙げた#4松井 啓十郎選手
初戦の対戦相手は地元チャイニーズ・タイペイA。昨年は57-82、一昨年も72-99と大敗しているチャイニーズ・タイペイとの開幕戦。この盛り上がりは、約8,000人を収容できる会場を埋め尽くすほどのファンの多さが物語っています。その中でも大会への入り方は全員が注意して臨んだのですが、0-10と一気に点差を引き離されます。試合前に、#11桜井 良太キャプテンが話していた「ファウルをもらうくらい無理してでも、ドライブしていく強い気持ちを持って仕掛けていく」姿勢は見せており、日本が得点する前に相手はチームファウルを3回するほど積極性はみせていました。日本の得点は開始4分、交代でコートに入った#5田中 大貴選手の3Pシュートでようやく得点。その後はしっかり日本も得点を重ね、第2ピリオドはチャイニーズ・タイペイAをディフェンス良く9点に抑え、速攻を出しながら6点差まで詰めて、25-31とし前半が終了。
#13辻 直人選手の3Pシュートを皮切りに、#4松井 啓十郎選手が5本の3Pシュートを決めた後半。合流したばかりでまだまだコンディション不足が否めない#18ショーン・ヒンクリー選手でしたが、リバウンド12本、攻めではダンクシュートを含む9得点でチームを引っ張ります。第4ピリオド残り3分16秒、#10竹内 公輔選手が速攻からバスケットカウントを決め、61-62。フリースローを決めれば同点でしたが、残念ながら外れてしまい、追いつけません。しかし逆転を目指して、ベンチも立ち上がって鼓舞しましたが、「最後のところでパスミスをしたり、リバウンドを獲られてしまったり、自分たちらしくないバスケットをしてしまったのが敗因」と鈴木 貴美一ヘッドコーチが話すように、あと一歩の場面で精度を欠き、62-70で今年も開幕戦を勝利で飾ることはできませんでした。
しかし、チームは悲観することなく、この敗戦を認めながらも課題を次の糧につなげていかなければならず、FIBA ASIA選手権のように休息日はないウィリアム・ジョーンズカップは、次々と試合は続きます。3Pシュートで反撃した松井選手は、「最後は自分で狙いすぎました。もっとインサイドにボールを入れてから外でシュートを打ったり、ピック&ロールをうまく使っていけばもっと良いシュートが打てたのではないかと思っています」と反省点を挙げ、竹内選手は「昨年は30点差くらいで負けました(日本 ●57-82 チャイニーズ・タイペイ)が、それに比べればこの若いチームも成長していると言えます。これを最低ラインとして、残りの試合を全部勝つつもりで戦っていきます」と気持ちを切り替えて、第2戦へ臨みます。
第2戦は、本日16:00(現地時間15:00]よりレバノンと対戦。レバノンは、FIBA ASIA選手権の予選ラウンド同グループ(ホンコン・チャイナ、日本、レバノン、カタール)におり、必ず対戦する相手です。初戦で学生主体のチャイニーズ・タイペイBに66-70で敗れていますが、メンバー表には2001年にNBAミネソタ・ティンバーウルヴスにドラフトされ、近年はレバノンでプレイしていた帰化選手Loren WOODS選手(218cm/110kg)の名前があります。いつ合流するかはまだ未定ですが、この日本戦から出場する可能性もあります。本番へつなげるためにも、良い戦い方をしなければなりません。勝敗よりも本番へ向けた強化を求めている大会ではありますが、若いチームなので早めに1勝目を挙げて弾みをつけたいところです。
引き続き、ハヤブサジャパンへのご声援をよろしくお願いいたします。
■大会第1日目 7月6日(土) 試合結果
レバノン ● 66-70 ○ チャイニーズ・タイペイB
韓国 ○ 80-63 ● エジプト
ヨルダン ● 57-64 ○ イラン
チャイニーズ・タイペイA ○ 70-62 ● 日本
■大会第2日目 7月7日(日) 試合スケジュール
13:00(日本時間14:00)~ エジプト vs ヨルダン
15:00(日本時間16:00)~ 日本 vs レバノン
17:00(日本時間18:00)~ アメリカ選抜 vs チャイニーズ・タイペイA
19:00(日本時間20:00)~ チャイニーズ・タイペイB vs 韓国