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日本代表

ハヤブサジャパン 平成25年度女子日本代表チーム 第3次強化合宿開始

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2013年6月21日

アジアの頂点を目指すため、ブラウンコーチのアドバイスが飛ぶハヤブサジャパン

国際大会で金メダルを獲得したが、自分に厳しくチームを戒めて練習に励む吉田 亜沙美選手

 5月13日から一ヶ月に及ぶ第2次強化合宿(アメリカ・ヨーロッパ遠征)を終え、6月13日に帰国したハヤブサジャパン 平成25年度バスケットボール女子日本代表チーム。束の間の休養期間を終え、6月19日(水)に再び集合し、「東日本大震災復興支援 バスケットボール日本代表国際親善試合2013 POCARI SWEAT Presents 宮城大会/東京大会」へ向けて、さらなる強化を開始しました。

 リトアニア国際トーナメントでは見事に全勝し、金メダルを持って帰ってきたハヤブサジャパン。内海 知秀ヘッドコーチにアメリカ・ヨーロッパ遠征を振り返っていただきました。
 「アメリカ遠征では、WNBA選手たちのパワーやスピード、コンタクトを肌で感じながら、どれだけ自分たちのプレイが出せるか、経験させることを大きな目標にしていました。良い形でそれぞれ選手たちが頑張ったことで、その後のヨーロッパ遠征につながりました。アメリカで経験したパワーや高さをがあったおかげで、ヨーロッパでは、選手たちも物怖じすることなくプレイしていました。ヨーロッパ遠征中は試合が多かったことで、ゲームの中で組織的なプレイを強化することができましたし、ゲームを行う毎に、チームが良くなっていることは目に見えて感じていました。遠征へ行く前は、若い選手や初選出選手が多いことを心配していましたが、臆することなく常に相手に向かって行ってくれました。そして、リトアニアでの大会で優勝できたことは、選手たちの自信にもつながりますし、私自身もチームとして間違っていなかったと感じています」

 司令塔としてチームを引っ張る吉田 亜沙美選手(JX-ENEOSサンフラワーズ)は、「大会で全勝出来たことは良かったことですが、まだまだスタートラインに立てただけです。今回金メダルを獲れたからと言って、アジアでNo.1になれると保証されたわけでもありません。大会中も、悪かった部分や自分たちのバスケが出せなかった試合もありました。もっと自分たちに厳しくしていかなければなりませんし、あの大会ではただ負けなかっただけのことです。アジアの頂点を目指すことがどんなに困難なことかは、これまで経験してきた私たちから若い選手に伝えなければいけないと感じました」と、気を引き締めて練習に励んでいます。

 今年度のハヤブサジャパンの目標は、あくまで10月27日からタイ・バンコクで行われるFIBA ASIA選手権大会でアジアの頂点に立つこと。キャプテン・大神 雄子選手もまた、「国際大会で優勝できたことは、目に見えない自信にはなりました。今までずっと接戦を勝ちきれなかったり、心の弱さがどこかにあったと思います。今回、踏ん張って接戦でも勝てたことやチーム全員でしっかり戦えたことは、ひとつの自信にはつながっています。しかし、この経験をできた自分たちが本番までの残る時間をしっかり表現するかが、これから求められることでもあります」と話していました。

 アメリカ遠征では、WNBAフェニックス・マーキュリーとのプレシーズンマッチに出場。このマーキュリーにはアメリカ代表選手がおり、心・体・技ともに素晴らしい選手が多いですが、さらに注目を集める選手がいます。それは、女子選手ながらNBAドラフトに名前が挙がるのではないかと、全米中の話題であるブリトニー・グリナー選手。このグリナー選手ともマッチアップした王 岑静選手(三菱電機 コアラーズ)は、初めての国際舞台であり、WNBAのコートに立った感想を伺いました。「試合をする前に、マーキュリーとスクリメージもしていたのですが、その時はやられる一方でシュートを1本も打てず、全く楽しくありませんでした。試合までの期間、どうやったらシュートを打てるかを自分で考えながら練習していました。そして試合になったら、みんなからパスをしてもらってシュートを打つこともできるようになり、プレイしていてすごく楽しかったです。たくさんの観客が入っていて雰囲気も良く、日本の方も応援に来てくださっていてすごい感動しました」と、その時の心境を話してくれました。また、内海ヘッドコーチも「王選手の頑張りが、プラスαの力をチームに与えてくれています」と評価しており、さらなる成長に期待が高まります。

 ハヤブサジャパン 女子日本代表チームは、来週末に開催される国際親善試合が終わると、今年度の強化期間の前半を終え、7・8月の2ヶ月間、所属チームに戻ります。良い形で前半戦を終えるためにも、モザンビーク代表チームと対戦する「東日本大震災復興支援 バスケットボール日本代表国際親善試合2013 POCARI SWEAT Presents 宮城大会/東京大会」は3連勝したいところです。
 内海ヘッドコーチは、「さほど大きい選手はいませんが、運動能力は高いチームです。リバウンドもヨーロッパとは違っていろんなところから飛んでくると思いますし、優れている部分もあります。日本の課題であるリバウンドを向上させるためにも、しっかり対策して臨みます」と、モザンビーク代表チームの印象を話していました。

 「東日本大震災復興支援 バスケットボール日本代表国際親善試合2013 POCARI SWEAT Presents 宮城大会/東京大会」まで、あと7日となりました。ぜひご来場いただき、ハヤブサジャパンの海外遠征の成果をご堪能ください。
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