平成25年度女子ユニバーシアード日本代表チーム 第2次強化合宿開催報告
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2013年6月17日
トルコ遠征での出だしのミスを反省点に挙げた天野 佳代子キャプテン
本多 真実選手は仲間の良いプレイを発見しチーム力向上を図る
トルコ遠征の総括について、キャプテンの天野 佳代子選手(日立ハイテク クーガーズ)に伺いました。
「日本とは全く違う環境でしたが、それでもうまく対応して試合をすることができました。出だしでミスをしてしまう試合が多く、それが課題点として明確になりました。最終戦(ガラタサライ U-18戦)も出だしにミスを連発してしまいました。最後は巻き返して勝つことはできましたが(○84-73)、本番の相手はもっと強くなり、大差を追いかけるのは難しい状況になります。いかに最初に点数を離して、詰められずに逃げ切れるような形を作らないといけません。それがトルコ遠征ではミスから先行される試合が多かったのが反省点です」と振り返ってくれました。
その反省点を踏まえながら、富士通 レッドウェーブに胸を借りながらスクリメージが行なって強化を図った今回の強化合宿。日本が目指すバスケットの精度向上がひとつ。そして、トルコ遠征で活躍した本多 真実選手(早稲田大学 4年)が「お互いの好きなプレイや得意なプレイを練習の中で見つけ出していって、生かせたり、生かせてもらったりすることが大切です。ひとつでも選手たちの良いプレイを、本番までに発見していきたいです」と話すように、選手同士のコンビネーションプレイやチームとしての共通認識を高めることを目的に行われました。練習後すぐにビデオミーティングをして、さらなる修正点をチェック。トルコ遠征でも同じように毎試合後にミーティングを行い、課題点や修正点を挙げたことで次の試合では修正し、成長してきました。
ユニバーシアードでの対戦相手は、初戦のカナダ戦から始まり、チャイニーズ・タイペイ、ウクライナと同じグループ。この組み合わせを見た萩原 美樹子ヘッドコーチは、「割と良いグループに入ったという印象はあります。もちろんどのチームも強いですが、アメリカやオーストラリアのような突き抜けた強豪がいないことで、予選を突破できる可能性は高いです。まずはカナダにしっかり勝つこと。もちろんチャイニーズ・タイペイにもしっかり挑み、ウクライナはまだ情報はありませんが、3試合目に当たるのでそれまでに準備ができます。カナダに勝たなければ次はありません。初戦の出だしが大事になります」と、予選ラウンドについて話してくれました。
今年の女子ユニバーシアード日本代表チームは、WJBLに所属する選手と大学生の混合チームであり、コミュニケーションはさらに大事になります。ミスやうまくいかないことがあっても、「WJBLの先輩たちもいますし、他のみんなも当たり前ではありますが、バスケットをよく知っている選手ばかりなので、話し合えば解決できています」と話す篠崎 澪選手(松蔭大学 4年)。チームとして機能しリズムに乗れば、爆発力があるという期待が持てるチームであり、選手やスタッフもその自信は持っています。7月6日(土)から始まる「第27回ユニバーシアード競技大会」まであまり時間はありませんが、イメージするチームを目指した強化は続きます。