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第3回東アジアバスケットボール選手権大会 大会第5日目、ハヤブサジャパンは中国に敗れ、ホンコン・チャイナとの3位決定戦へ

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2013年5月21日

中国の攻撃に対し「ファウルしても止めるべきだった」と反省する#9栗原 貴宏選手

好ディフェンスを見せるも、中国に敗れた日本は3位決定戦へ

 大会も終盤に差し掛かり、決勝トーナメントが始まった「第3回東アジアバスケットボール選手権大会」。ハヤブサジャパン 男子日本代表チームが準決勝で対戦する相手は中国。その中国は、#14金丸 晃輔選手と同じ世代となる24歳以下で構成されたチーム。上は219cmから下は192cmまで、ロスター12名全員が190cmオーバーと高身長揃い。日本はこれまでの2大会において全て決勝に進出しており、3大会連続を目指した準決勝が始まりました。

 立ち上がりこそシュートが決まらず中国に先行された日本でしたが、ブレイクの出し合いになるとシュートが決まりはじめ、15-15と同点に追いついて終わった第1ピリオド。しかし、第2ピリオド。「相手のインサイドを意識して守っていましたが、10番に連続3Pシュートを決められ、さらに4番が切れ込んできたのを抑えられませんでした。外と中の切り替えの早いところを止められず、ファウルをしてでも止めるべきだったと反省しています」と、#9栗原 貴宏選手は第2ピリオドのプレイを振り返ります。第1ピリオドは全くアウトサイドシュートが入らなかった中国でしたが、第2ピリオド中盤に#10ZHAI選手が連続3Pシュートを沈め、高さあるインサイドと外からのシュートを意識すると、次は#4GUO選手がドライブで持ち込み、これで3連続シュートを決められて21-29。さらに3Pシュートやバスケットカウントの3点プレイで引き離す中国の猛攻に遭い、前半終わって24-40、16点差をつけられた日本。

 「強気な姿勢を見せないプレイをやってしまっては勝ち目がない。ハーフタイムは激怒した」と言う鈴木 貴美一ヘッドコーチ。気を引き締め直した後半は、ショットクロックが進む中で難しいシュートを選択させる好ディフェンスをし、攻めでは#14金丸選手の連続得点、さらに#9栗原選手のシュートで、32-42と10点差まで詰めます。しかし、良いディフェンスをした後のリバウンドが獲れず、セカンドショットを決められ、思うように点差を詰めることができません。第4ピリオド序盤に4連続シュートで6点差まで迫りましたが、インサイドからのバスケットカウント3点プレイで突き放され、最終的に68-83で敗れました。

 「ディフェンス勝負であったはずが、オフェンスを頑張りすぎてしまいました。シュートで終わって、速攻を出されないような良いオフェンスをしなければいけなかったですが、みんな焦ってしまってミスから失点されてしまいました。良い形でオープンで打ててる時はディフェンスに戻れますが、無理に突っ込んで早撃ちするようなオフェンスでは、ディフェンスに戻りようがありません。前半を一桁差で終わってればチャンスはありましたが、16点を追いかけるにはエネルギーが必要であり、選手たちもバテてしまいました」と、敗因を述べた鈴木ヘッドコーチ。

 6日間に渡り行われてきた今大会も、本日が最終日。#9栗原選手は、「試合を重ねる毎に良くなっている部分もあります。最終戦は、試合に勝つのはもちろんですが、試合内容も良い形で終わることで自信になりますし、次の合宿へも良い形で臨めると思います。チーム全員で一丸となって、良い形で終われるように頑張ります」と抱負を語りました。
 最終戦となる3位決定戦の相手はホンコン・チャイナ。208cmと204cmの選手がいますが、170cm台の選手も多く、全てにおいて日本の方が優っており、勝たなければいけない相手です。

 「すでにFIBA ASIA選手権への切符は獲りました。そこで安心するか、または本番へ向けてさらに成長するために取り組むか、という姿勢がゲームにも現れる試合になります。しっかり自覚して、ホンコン・チャイナ戦も何かを得ようとして戦わなければいけません。声を出すことやディフェンスを頑張ることなど、今できる最高のことを最後の試合に出させて、一生懸命戦います。あくまでFIBA ASIA選手権までに良いチームを作る、強いチームを作ることが目的です。そのためにも、せっかく国際大会に出場しているわけですから、何かを得て帰らなければ意味がありません」と鈴木ヘッドコーチは言います。「まずはチームをしっかり固めること」と大会前に目標を掲げた桜井 良太キャプテン。本番へ向けて成長するため、良い形で終わるため、全力でホンコン・チャイナ戦へ臨みます。

■5月20日(月) 試合結果
【5位決定戦】
チャイニーズ・タイペイ(A3位) ○ 94-86 ● モンゴル(B3位)

【準決勝】
韓国(A1位) ○ 105-62 ● ホンコン・チャイナ(B2位)
日本(A2位) ● 68-83 ○ 中国(B1位)

■5月21日(火) 試合スケジュール
【3位決定戦】
14:00~ ホンコン・チャイナ vs 日本

【決勝】
16:00~ 韓国 vs 中国
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