平成24年度男子U-16日本代表チーム 第1次強化合宿開催報告
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2012年8月31日
練習を見る井手口ヘッドコーチ(左)とロイブル スポーツディレクター
声を出し、仲間を助け合いながらのディフェンス練習
今回、新たに就任した井手口 孝ヘッドコーチ(福岡第一高校)は、第1次強化合宿を終えて、「ガード陣の中にはしっかりと声を出し、意識を高く持って取り組んでいる選手がいました。また、大きい選手たちが積極的だったのはうれしい誤算でした。逆に180cm台くらいのフォワード陣は、所属チームではセンターをやってることもあり、ポジションが代わってちょっと戸惑っている感じがします。もっと意欲を持ってアピールして欲しいです」と、感想を述べました。
井手口ヘッドコーチによる練習とともに、トーステン・ロイブル スポーツディレクターによるボールハンドリングや大きい相手に対しての体の使い方、ディフェンスやリバウンドなどのスキル向上を目指した練習を行いました。練習中、ロイブル スポーツディレクターは、「小さなことの積み重ねが大きな力になる」「ディフェンスの基本はしゃべること。コミュニケーションを取らないとそれだけマークが遅くなる。チームメイト同士が声を出し合い、助け合って相手に勝とう」「バスケットはミスが多いスポーツだから、どれだけミスを少なくできるかが勝負。そのためにもコミュニケーションを取らないといけない」など、日本代表として世界と戦うための技術や心構えなどを選手たちに伝えています。最初は、ロイブル スポーツディレクターの大きな声だけが体育館の中に響き渡り、「大きな声を出せ」と言われていた選手たちでしたが、徐々に声も出てくるようになり、元気良く練習に取り組んでいました。
前回、「第2回FIBA ASIA U-16男子バスケットボール選手権大会」では銅メダルを持ち帰り、先日まで行われていた「第22回FIBA ASIA U-18男子選手権大会」は第4位と、惜しくも世界選手権出場は逃しましたが、世界まであと1歩というところまで来ています。「まだまだ他の国はバスケットボールが出来上がっていない部分もあるカテゴリーですので、何とかチーム力で勝ち抜きたいですし、チャンスはあると思っています。そして大きな相手に勝って、選手たちには自信をつけてもらいたいです。若い頃の成功体験は、その後に大きく活かされると思っています」と、井手口ヘッドコーチは話します。
最年少カテゴリーとなる男子U-16日本代表から世界の扉を開けられるように、今後も強化を続けていきます。次回は、第2次強化合宿は10月頃を予定しています。