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2012北信越かがやき総体(インターハイ) 大会第3日目 男女ベスト8決定 現地レポート

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2012年7月31日

北海道・札幌山の手高を破り、ベスト8に進出した山口・慶進高。2年生エースの#6松本愛美選手が両チームトップの30得点を挙げた

京都・洛南高の#12伊藤達哉選手は怪我を乗り越え、最終エントリー変更でインターハイに出場。20得点を挙げて、宮城・明成高撃破の立役者となった

 「平成24年度全国高等学校総合体育大会 第65回全国高等学校バスケットボール選手権大会」(以下、北信越インターハイ)は第3日目、男女各16チームが激突し、今大会のベスト8が決定しました。注目カードの一つ、宮城・明成高vs京都・洛南高の一戦は、怪我から復帰した#12伊藤 達哉選手の活躍などもあり、洛南高が【75-61】で勝利しました。男女ベスト8は以下のとおりです。

■男子
福岡第一高(福岡)
洛南高(京都)
東海大学付属第三高(長野)
八王子高(東京)
正智深谷高(埼玉)
桐生第一高(群馬)
延岡学園高(宮崎)
藤枝明誠高(静岡)

■女子
明星学園高(東京)
昭和学院高(千葉)
大阪薫英女学院高(大阪)
桜花学園高(愛知)
山形市立商業高(山形)
聖カタリナ女子高(愛媛)
慶進高(山口)
山村学園高(埼玉)

 ベスト8をかけた戦いはどれも白熱した試合となり、すべてのチームがよく鍛え上げられていました。強豪校と聞くと「全国、もしくは県内の運動能力の高い選手が集まっている」と思われがちです。それを完全に否定することはできませんが、それでも全国の舞台で勝ち続けようと思えば、能力以上の何か得るために厳しい練習を重ね、心身を鍛えていかなければいけません。特に数年前から留学生が一緒にプレイするようになり、その当初こそ身体能力の違いに異論も出ていましたが、今ではそれが当たり前と捉える指導者が多くなっています。「どうすれば身体能力の高い留学生を守ることができるのか」と真剣に考え出しているのです。

 長野・東海大学付属第三高の入野 貴幸コーチもその1人です。今日の相手は200センチのアユエン・ピーター・マジョック選手を擁する高知・明徳義塾高。結果は【71-59】で東海大三高が勝利しました。試合後、入野コーチは「チームディフェンスが機能して59失点。シャットアウトという感じです。ナイスゲームでした」と興奮していました。その勝利をひも解いていくと、昨年、留学生のいる静岡・沼津中央高に敗れたことが大きかったと言います。「昨年沼津中央高に負けたときの財産があり、そこから積み上げてきたことが、この場に生かされました」。確かに相手は大きく、身体能力も高い。さらに明徳義塾高にはマジョック選手だけでなく、奥野航平選手というエースもいます。その2人を東海大三高はチーム全員で守りきった結果が勝利へとつながったのです。明日は、またしても留学生のいる東京・八王子高と対戦。「2年前の沖縄インターハイで負けているので、勝って、上の舞台にいきたいです」と意気込む東海大三高の戦いっぷりに注目です。

 大きく、身体能力が高いのは留学生だけではありません。日本人にも大きく、能力の高い選手のいるチームはあります。たとえば福岡・福岡大学附属大濠高にはU-18日本代表の杉浦佑成選手(194センチ)がいます。その福岡大附大濠高を埼玉・正智深谷高が【104-79】で破りました。正智深谷高といえば、昨日、200センチの渡邉雄太選手を擁する香川・尽誠学園高を倒したチーム。「昨日も今日も、相手は高さとうまさのあるチームだったので、自分たちは速さと強さで勝負しました」と正智深谷高の成田 靖コーチ。自分たちには高さがないとわかったうえで、どう戦うのかを考え、それを愚直にやり通したことが勝利に結びついたのです。「県大会だとどうしても自分たちが構えることもあるのですが、全国大会では失うものが何もないので、負けて当然くらいの感覚でした。だから選手たちも守りに入らず、オフェンスでもディフェンスでも攻めてくれました。『機動力で日本一になろう』と言ってきて、それがもしかしたら実現できるかも、というところまできたので、本当に選手が素晴らしいと思います」。明日は破壊力のある群馬・桐生第一高との対戦。練習試合では負けているチームです。その相手にこれまでの同じ気持ちで戦うことができたら、ベスト4も夢ではありません。

 男子だけではなく、女子もまた高さに弱点を持ちながら、自分たちよりも高いチームに勝ったチームがあります。その一つは山口・慶進高です。相手は一昨年の3冠チーム、昨年も国民体育大会とウインターカップを制した北海道・札幌山の手高。もちろん札幌山の手高も選手が替わったため、昨年とまったく同じチームではありません。それでも「昨年、ウインターカップなどで決勝戦を経験している選手もいるので、自分たちは何も考えずに、とにかく向かっていきました」と慶進高のエース、#6松本 愛美選手は言います。「特に札幌山の手は自分たちよりも背が大きくて、その背の大きさこそが自分たちの一番弱点なので、そこはスピードとディフェンスで頑張りました」。高さがなくても、高いチームを守る方法はあります。村谷 勉コーチは「愛知・桜花学園高の井上眞一コーチに教えていただいたドリルを徹底的にやってきました」と、その成果がベスト8をかけた一戦でしっかりと表すことができたというわけです。

 明日の大会第4日目は、鍛え上げられた男女各8チームが、さらにもう一段階上のステージ「ベスト4」をかけて戦います。どのチームも悔いが残らないよう、自分たちが築き上げたプレイをティップオフと同時にしてくれることを期待しましょう。
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