ハヤブサジャパン 平成24年度男子日本代表チーム ヘッドコーチ就任記者会見報告
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2012年5月10日
記者会見の様子
(左から)鈴木 貴美一ヘッドコーチ、トーステン・ロイブルアソシエイトヘッドコーチ
また、ジュニア世代の長身者・長身候補者について、年間 8 回ほどの合宿(キャンプ)を通して、体力面、心理面、技術面の向上を図る「ジュニアエリートアカデミー(ビッグマン)」を新たな事業として実施することとなりました。
登壇者による発表事項は下記のとおりです。
■公益財団法人日本バスケットボール協会 強化本部長 鈴木 秀太
昨年のFIBA ASIA選手権で惨敗し、すでに2012年のロンドンオリンピック出場の道は絶たれました。できるだけ早い時期に立て直し、次のステップに行くために2つの方針を掲げました。
1)2014・2018年FIBA世界選手権出場を目指し、2013年FIBA ASIA選手権3位以上を狙う
2)2016・2020年のオリンピック出場へ立ち向かうために若手を抜擢し、レベルの高い環境で強化する
日本代表ヘッドコーチには鈴木 貴美一氏、アソシエイトヘッドコーチとしてトーステン・ロイブル氏を選任いたしました。ロイブル氏にはスポーツディレクターとして、アンダーカテゴリーから全てのカテゴリーで一貫した指導を続け、基盤づくりをしていきます。また、佐々木 三男氏が先頭に立ちジュニアエリートアカデミープロジェクトを発足させ、ジュニアカテゴリーからさらなる強化を図ります。
■公益財団法人日本バスケットボール協会 男子強化部長 萩原 伸浩
鈴木 貴美一ヘッドコーチをトップに、トーステン・ロイブル アソシエイトヘッドコーチが日本代表活動支援しながら強化を行っていきます。ロイブルアソシエイトヘッドコーチは、日本代表からアンダーカテゴリー(U-18、U-16)ともに同じ立場で一貫性ある指導を行い、全カテゴリーを通じて共通した強化体制を構築します。また現在、各チームから4名のマネージャーを選任しましたが、全て帯同するわけではなく、マネージャーチームが連携を取りながらローテーションを組み、チームを支えていきます。公式戦や海外遠征時に最低1名は帯同し、残る3名は後方支援にあたります。
■平成24年度バスケットボール男子日本代表チーム ヘッドコーチ 鈴木 貴美一
日本代表候補選手の選考理由について、2014・2018年の FIBA 世界選手権、さらに2016年・2020年のオリンピックに出場することを目標に、若い選手を選び、たくさん練習を行い、個人のスキルをアップさせ次につながる考えを持って、次につながる世代で選手選考をしました。
日本代表は結果を出さなければ厳しい評価を受けます。アジアでも厳しい状況の中で、これまでと同じことを繰り返しても変わりません。日本代表はみんなのチームです。みんなで戦い、そして次の人につなげていくことが重要です。
しかし、最終的に勝負がかかったときに、少し戦力として欠けているビッグマンの部分で、日本のビッグマンを代表する桜木選手と青野選手の2選手が必要になるかもしれないと思っています。但し、強化活動の最初からは呼ばず、若手の成長を見た中で、勝つために必要だと感じた際に招集する可能性がある選手たちです。
ポイントとして、ガード陣を大型化し、また得点源となるSFの平均身長を上げ、今までに無いような形でミスマッチが起きない布陣で挑戦していきたいと思っています。若い選手たちですので、練習量を多くして日本が良くなるように強化に励みます。2014年FIBA世界選手権の切符を手に入れて、みんなで喜びを分かち合えるように一生懸命頑張ります。
■平成24年度バスケットボール男子日本代表チーム アソシエイトヘッドコーチ トーステン・ロイブル
過去10年間にわたり、全国のミニバスからプロまで全てのレベル、全都道府県のバスケットボールを見てきました。日本のバスケットボール選手たちの潜在能力の高さには驚かされています。私は「眠っている巨人」と呼んでいます。巨人ではあるのですが、その潜在能力を活かしていません。私の役割はその「眠っている巨人」の目を覚ますことであり、日本を世界レベルへと引き上げることです。アンダーカテゴリーから着手し、明るい未来を手に入れるべく強化していきます。この大きなミッションに立ち向かいながら巨人の目を覚まし、皆さんが想像もしないようなところへ日本のバスケット界を導いていきたいです。
【今後の強化活動(予定)】
6月1日(金)~8月中旬:第1~10次強化合宿
8月18日(土)~8月26日(日):ウィリアム・ジョーンズカップ@チャイニーズ・タイペイ
8月下旬~9月中旬:第11~12次強化合宿
9月14日(金)~9月22日(土):FIBA ASIAカップ(東京開催)
■ジュニアエリートアカデミープロジェクト長 佐々木 三男
日本の男子バスケットボールが世界で活躍するためには長身者・長身候補者の育成が急務であり、ジュニア世代の長身者、長身候補者に対して、世界に通用する選手の育成を目的とした「ジュニアエリートアカデミー(ビッグマン)」事業を行っていきます。
JOC(公益財団法人日本オリンピック委員会)が推奨するエリートアカデミーとして、平成24年度は、男子のジュニア世代(小学生~高校1年生まで)の長身者を対象に、年8回のキャンプを実施します。
キャンプのプログラム内容は以下の8つの内容で構成されます。
1.フィジカルトレーニング
2.技術指導
3.栄養指導
4.心理サポート
5.医学サポート
6.代表経験者との交流
7.生活指導
8.チームビルディング・ライフスキル
選手選考は公募とエンデバー推薦で選手の発掘を行います。
身長基準は、小学生=180cm程度、中学1年=185cm以上、中学2年=188cm以上、中学3年=190cm以上、高校1年=195cm以上が対象。バスケットボール未経験者、競技者登録していない方でも応募可能です。
※詳細は、平成24年度ジュニアエリートアカデミー(ビッグマン)開催のお知らせをご覧ください。