第88回天皇杯・第79回皇后杯 第6日目終了 -男子はアイシン、三菱電機、女子は富士通、トヨタ自動車が4強へ-
2013年1月6日
WJBL2位の富士通を相手に、14点、6アシストを挙げた筑波大学4年生#6伊集選手
JBL3位の東芝を破り、準決勝進出を決めたJBL6位の三菱電機
過去10年間、第72回大会(2006年)を除き、女子ベスト4に進出しているトヨタ自動車。今シーズンのWJBLでアイシンAWに2連勝している戦績通り、92-46のダブルスコアで勝利し、今年もベスト4進出を決めました。しかし、オールジャパンで準決勝を勝ち抜いたのは、過去の大会を10年以上遡っても第83回大会(2010年)の1度だけ。準決勝の相手は続く女子準々決勝2試合目の勝者となります。
女子準々決勝2試合目。昨日の男子・青山学院大学が敗退し、男女トップリーグ(JBL/WJBL)以外で残るのは女子・筑波大学のみ。WJBL2位の富士通を相手に前半は36-39と善戦する筑波大学。後半に入っても抜け出せない富士通に対し、第3ピリオド終了時には55-54と、筑波大学が1点リードで終えます。しかし最終ピリオド、リバウンドでつないだ富士通がリードを奪い、76-68で辛くも勝利し、トヨタ自動車が待つ準決勝進出。敗れはしましたが、最後まで追い詰めた筑波大学には大きな拍手が送られました。
JBL3位の東芝に対し、立ち上がりからリードして試合を進めるのは、同6位の三菱電機。第4ピリオド開始直後に61-44とし、三菱電機のリードは17点。逃げ切りたい三菱電機に対し、徐々に点差を詰める東芝は残り45秒、ファウルでもらったフリースローを#9栗原選手が2本沈めて2点差まで詰め寄ります。しかし、#7五十嵐選手が試合を決める3Pシュートを沈め、75-67で三菱電機が勝利してアップセット。三菱電機は7年ぶりに準決勝へ駒を進めます。
男子準々決勝第3試合に続き、リンク栃木vsアイシンも、JBL7位リンク栃木が同2位アイシンを相手にリードする展開。第1ピリオドで29-18と11点差をつけられたアイシンは、第2ピリオドに入り#3柏木選手の連続3Pシュートなどで点差を詰めますが、40-36とリンク栃木がリードし後半へ。しかし、第3ピリオド中盤にはアイシンが追いつき、#4ヤング選手のダンクで逆転に成功。初のベスト4進出へ向け、リンク栃木も粘りましたが及ばず、82-74でアイシンが競り勝ちました。アイシンは現存するチームの中では最高となる14年連続ベスト4進出(最長は住友金属の19年連続/1967~85年、パナソニックは松下電器時代に13年連続/1978~90年)となります。
本日の結果により、男女とも準決勝の組み合わせが決定しました。オールジャパンは4日間の休息日を経て、1月11日(金)から再開します。選手たちは連戦の疲れを癒し、そして準決勝へ向けて調整し、日本一へ向けてさらなるパフォーマンスを見せてくれることでしょう。
■1月11日(金) 女子準決勝
17:00~ トヨタ自動車(WJBL3位) vs 富士通(WJBL2位) ※NHK BS1(録画)
19:00~ JX(WJBL1位) vs シャンソン化粧品(WJBL4位) ※NHK BS1
■1月12日(土) 男子準決勝
13:00~ 三菱電機(JBL6位) vs アイシン(JBL2位) ※NHK BS1
15:00~ トヨタ自動車(JBL1位) vs パナソニック(JBL4位) ※NHK BS1
■1月13日(日) 女子決勝
15:00~ 女子決勝 ※NHK Eテレ
■1月14日(月・祝) 男子決勝
15:00~ 男子決勝 ※NHK Eテレ
準決勝以降のチケットはチケットバスケットや各種プレイガイドにて現在発売中です。また、これまでの試合結果や現地レポート、フォトギャラリーは大会サイトをご覧いただけます。
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