東日本大震災復興支援 ＪＸ-ＥＮＥＯＳ ウインターカップ２０１３ 平成25年度 第44回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会

　昨日順調なスタートを切った京北と柏日体との激戦を制し勢いに乗る山形南とのベスト8決定戦。　

　第1ピリオド、マッチアップ同士、京北#10浅見がインサイドで決めれば山形南#9前田がミドルシュートで返し、京北#4石原が決めれば#4阿部がやり返す面白い立ち上がりとなった。両者速い展開の中、京北#10のブロックショットから逆速攻に持ち込みリズムを掴む。山形南は#9のミドルシュートなどで対抗するも、京北#4と#7吉川のプレッシャーディフェンスと息の合ったランニングプレーを止められず27-18と京北9点リードで第1ピリオド終了。　

　第2ピリオドに入っても山形南は京北の固いマンツーマンを前に思うようにディフェンスを崩すことができない。シュートを決めるも、すぐに京北に速攻を返されなかなか点差を縮めることができない。中盤、山形南はゾーンディフェンスを試みるが、京北#7のドライブに翻弄されてしまう。終盤、山形南のオールコートプレスに京北がターンオーバーを誘発させるシーンが見られたが59-38と21点差をつけ京北がリードし試合を折り返す。　
　山形南はこの試合ではなかなか力を発揮できずにいるが、タイムアウトやハーフタイムに応援歌・校歌を会場に響かせるなどの大応援団の力を借りて、後半の巻き返しなるか。　

　第3ピリオド、山形南#6遠藤のジャンプシュートを皮切りに速攻が決まり始め、オールコートにわたるディフェンスから勢いに乗る。一時、13点差まで詰め寄るも京北#6川久保の3Pや得意のランニングプレイが止まらず再び差を広げる。山形南はオフェンスリバウンドに奮起し加点するも、84-64の京北20点リードで最終ピリオドを迎える。　

　第4ピリオド、山形南のディフェンスが再び光るも、京北#4のオフェンスを止めることができない。山形南は#5村上のオフェンスリバウンド、#6のミドルシュート、#4の果敢なドライブインなどを中心に全員が最後まで踏ん張りを見せるも、最後まで走りぬいた京北が計115点の大量得点を決め、115-90で勝利を収めた。　
　試合終了後、山形南の堂々とした戦いぶりに大きな拍手が送られた。京北は今日の勢いそのままに明日、北陸とベスト4をかけてぶつかる。