「東日本大震災」被災地復興支援 ＪＸ-ＥＮＥＯＳ ウインターカップ２０１２ 平成24年度 第43回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会

　前日の緒戦を突破したチーム同士の対決。勝利を掴み3回戦に進出するのはどちらのチームになるか。　
第1ピリオド、ディフェンスは両チームともにハーフコートマンツーマン。倉敷翠松は長身#15デュラにボールを集め得点を狙うが、中津北は#11中松が奮闘してインサイドを強固に守り、得点を許さない。ミドルシュートや速い展開からのシュートを放つ中津北だが、なかなか得点することができず序盤はロースコアな展開となる。残り4分頃から両チーム積極的にドライブインを狙い、倉敷翠松は#11頓宮のフリースロｰ、中津北は#11中松のポスプレイなとで得点し、中津北15ｰ10倉敷翠松で第1ピリオドが終了する。　
第2ピリオドも、両チームともにハーフコートマンツーマンで激しいディフェンスを行う。しかし倉敷翠松は#15デュラにボールが回り始め連続得点を奪う。TOを請求した中津北は直後に#4巌がバスケットカウントを決め流れを五分に戻し、一進一退の攻防を繰り広げる。中津北は#11中松を中心としながらも全員で得点を取り、倉敷翠松も#15デュラのゴール下や#8佐藤の鋭いカッティングで得点を重ね、中津北27ｰ26倉敷翠松で前半を終了した。　

　第3ピリオド、両チームは激しいハーフコートマンツーマンを継続するが、攻めあぐむ中津北を倉敷翠松がじわじわと引き離していく。流れをつかみたい中津北はTOを請求するが、攻め手が見つからず得点が伸びない。その隙に倉敷翠松は#15デュラに#8佐藤や#4湯浅が合わせ着実に得点していく。このピリオドで中津北の得点をわずか３点に抑えた倉敷翠松が中津北30ｰ44倉敷翠松と大きくリードを奪い第3ピリオドを終える。　

　第4ピリオド、中津北は2ｰ2ｰ1オールコートプレスを仕掛け、#5清本と#11中松の連続得点で追い上げをはかる。しかし倉敷翠松は#11頓宮と#4湯浅の安定した試合運びでこれを許さない。その後も中津北は多彩なディフェンスを使い分けて失点を抑えるが、オフェンスの流れを掴むことができずなかなか点差が縮まらない。終盤に中津北が連続得点し5点差まで詰め寄るが倉敷翠松#4湯浅と#11頓宮のフリースローで再びリードを広げ、中津北48ｰ57倉敷翠松で倉敷翠松が3回戦進出を決めた。