「東日本大震災」被災地復興支援 ＪＸ-ＥＮＥＯＳ ウインターカップ２０１２ 平成24年度 第43回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会

　第1ピリオド開始の合図と同時に先陣を切ったのは土浦日大#15本村。1対1と外角からのシュートを見事に決め、チームの流れを作る。山形南もオールコートプレスと1-3-1を巧みに使い分けるも、土浦日大は#7山崎の連続スリーポイントで点を重ね、土浦日大28-山形南15、土浦日大リードで第1ピリオドを終える。　
　

　第2ピリオドが始まっても、土浦日大の攻撃は止まることなく、更に得点を重ねていく。山形南も激しくディフェンスでプレッシャーをかけるも、ファウルトラブルで軸となる山形南#4柏倉がベンチに下がって我慢の時間が続き、土浦日大42-山形南30で前半が終了。　
　

　第3ピリオドで山形南#4柏倉が戻り、反撃にかかるものの、両者ともにリングに嫌われ点が入らない時間が続いた。土浦日大は、2-1-2のゾーンディフェンス、山形南は足を生かしたオールコートマンツーでディフェンスを厳しくするが、一進一退が続き、土浦日大62-山形南51、土浦日大リードのまま第3ピリオドが終了した。　
　

　第4ピリオド、山形南のディフェンスが徐々に利き始め、2連続のブレイクに成功。更に、激しいリバウンド争いが繰り広げられる中で、着々と得点を重ね、土浦日大69-山形67まで詰め寄った。土浦日大も#7山崎、#9中野のスリーポイントで離そうとするも、ディフェンスでの足が止まる。一方山形南は着実にフリースローを決め、土浦日大76-山形南75で1点差とする。残り8秒で山形南#10村上がゴール下を決め逆転に成功。土浦日大がすかさずタイムアウトを取る。タイムアウト明け、土浦日大#4九々が1対1をねじ込み意地をみせ、再逆転に成功。土浦日大78-山形南77で、土浦日大が逃げ切り勝利を収めた。