JX-ENEOSウインターカップ2012 閉幕 -男子は延岡学園が2年連続2回目の優勝-
2012年12月29日
延岡学園は2連覇、2冠(インターハイとウインターカップ)を達成
試合終了後、健闘を称え合う延岡学園#5ジョフ選手と尽誠学園#7渡邊選手
決勝進出を決めた2チームは、第1シードの延岡学園と、1回戦から勝ち抜いてきた尽誠学園。昨年のウインターカップ決勝と同じカードであり、その時の結果は88-55で延岡学園が33点差をつけて圧勝し、初優勝を飾りました。そして迎えた今年の決勝戦。前半は40-25、延岡学園が15点リード。これまでも諦めることなく終盤に追い上げて勝ち進んできた尽誠学園。後半に入り、リバウンドを奪いながらコツコツと点数を返し、迎えた第4ピリオド残り4分25秒。延岡学園の5つ目のチームファウルでもらった尽誠学園のフリースローを#5大原選手が2本決めて60-60、ついに同点に追いつきます。しかし、延岡学園も#4寺園選手が自信を持って放った3Pシュートを2本連続で沈め突き放します。時間が進む中、諦めることなくリバウンドからチャンスを作る尽誠学園は、#9楠元選手の3Pシュート、そして残り56秒、#7渡邊選手がゴールをねじ込み66-66。両チームの応援団の声援に合わせて、会場内全体が声援を送り両チームを後押し。幾度もチャンスを得た尽誠学園でしたがリングに嫌われ、逆にラストチャンスを得た延岡学園は、#5ジョフ選手が大会通算192点目を決め、(1999年以降)大会記録を更新(184点を挙げたモード・ニャーン選手/八王子:2006年)。26秒間、尽誠学園の攻撃を守り切った延岡学園が68-66で勝利し、2年連続2回目、ウインターカップ2連覇を成し遂げました。
男子3位決定戦も大接戦となり、決勝を前に会場を盛り上げてくれました。ディフェンスからリズムをつかみ、1on1を仕掛けて得点を重ねた北陸が若干リードしながらゲームは進みました。後半に入り、9点リードを奪った北陸。第4ピリオドに入り、オールコートゾーンプレスを仕掛けて逆転を狙う洛南。これが功を奏し、北陸の勢いを止め、逆にボールを奪った洛南が次々と得点を決め、残り4分34秒で63-63同点。勢いに乗った洛南はさらに得点を挙げ、74-65で洛南が勝利。敗戦を乗り越えて臨んだ両チームは、素晴らしいゲームを見せてくれました。
優勝 延岡学園(2年連続2回目)
2位 尽誠学園
3位 洛南
4位 北陸
男子ベスト5には、この4チームの中から、以下の5選手が選ばれました。
#4寺園脩斗選手(延岡学園3年)
#5ジョフ・バンバ選手(延岡学園3年)
#7渡邊雄太選手(尽誠学園3年)
#4河合祥樹選手(洛南3年)
#5三上健人(北陸3年)
広島初開催となったウインターカップも、7日間にわたる熱闘が終わりました。たくさんの感動を与えてくれた出場チームの方々、そして大会を盛り上げてくれた観客の皆様に感謝申し上げます。
多くのチームの3年生はここで高校バスケは終了となり、次の道へ進みます。
しかし、優勝した延岡学園、桜花学園、それと地方ブロック大会を勝ち進んだ岐阜女子、大阪薫英女学院の4校が、年明け2013年1月1日(火・祝)より開催される「東日本大震災」被災地復興支援 第88回天皇杯・第79回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会に出場します。高校バスケが大学生や実業団、プロチームを相手にどこまで通用するか、こちらもぜひ会場へお越しいただきお楽しみください。