JX-ENEOSウインターカップ2012 第6日目終了 -女子は桜花学園が3年ぶり18回目の優勝-
2012年12月28日
準決勝で40点を挙げた延岡学園#5バンバ選手
優勝した桜花学園
女子決勝戦は、インターハイと同じカードである桜花学園vs聖カタリナ女子でしたが、試合内容はインターハイとは違って拮抗した試合展開。リードする桜花学園を追う聖カタリナ女子。どちらも最後まで諦めることなく全力を尽くした結果、88-79で桜花学園が上回り、43回目のウインターカップを制しました。高さで勝る桜花学園は#5河村選手は40点、20リバウンドと大活躍。3Pシュートを武器とする聖カタリナ女子に対し、1本しか決めさせなかった好ディフェンスも光り、見事に優勝しました。敗れた聖カタリナ女子も、キャプテン#4熊選手は32点、2年生エース#12宮崎選手は19点を挙げ、素晴らしい試合を見せてくれました。
大接戦となった3位決定戦・山村学園vs昭和学院。お互いに譲らない展開が続き、延長も想定内にあった残り14秒。72-72同点の場面で、タイムアウトを開けた昭和学院ボール。ラストショットを託した#12赤穂選手のシュートは外れるも、#16渡部選手がオフェンスリバウドを拾って望みをつなぎます。残り0.9秒、2年生#8小山選手が放ったジャンプシュートはネットに吸い込まれ、同時に飛び上がる青いユニフォーム、うなだれる白いユニフォーム。劇的なブザービーターで青いユニフォームを着た昭和学院が勝利し、今大会3位となりました。
優勝 桜花学園(3年ぶり18回目)
2位 聖カタリナ女子
3位 昭和学院
4位 山村学園
女子ベスト5には、この4チームの中から、以下の5選手が選ばれました。
#5 河村 美幸選手(桜花学園 3年)
#13 森田 菜奈枝選手(桜花学園 2年)
#11 加藤 瑠倭選手(聖カタリナ女子 2年)
#12 赤穂 さくら選手(昭和学院 1年)
#4 増岡 加奈子選手(山村学園 3年)
続いて行われた男子準決勝。昨年のウインターカップ、そして今夏のインターハイを制する延岡学園は北陸と対戦。2年前のウインターカップ優勝校である北陸ですが、今年は1回戦から登場。2回戦でシード校の京北を破り、大逆転で船橋市立船橋を倒して勢いに乗り、昨日の準々決勝は札幌日本大学に勝って4強まで駆け上ってきました。勢いそのままに、延岡学園を1点上回り前半終了。しかし後半に入ると、爆発的なオフェンス、そして第3・4ピリオドを1桁に抑えるディフェンス力で上回った延岡学園が、80-53で勝利し、決勝進出を決めました。
延岡学園と決勝で対戦するのは、昨年のウインターカップ決勝で敗れた尽誠学園か。または、今夏のインターハイ決勝で敗れた洛南か。どちらにとっても延岡学園に借りがある両チームの一戦もまた、手に汗握る好ゲームとなりました。先制したのは尽誠学園。一進一退の試合展開の中、辛うじてリードを奪ったのは洛南。前半を終えて3点リードでしたが、10分後には51-44とリードを7点に増やして、最終ピリオド突入。第2ピリオド以降リードしていた洛南でしたが、最後の最後にひっくり返され、66-63で尽誠学園が勝利し決勝進出。これで明日の決勝戦は、延岡学園vs尽誠学園となり、昨年と同じカードに決まりました。
ウインターカップ最終日となる明日、12月29日(土)は、9時より男子3位決定戦「北陸vs洛南」、11時より男子決勝戦「延岡学園vs尽誠学園」が行われます。1週間にわたり、広島グリーンアリーナで熱戦を繰り広げてきたウインターカップは最終日を迎えます。延岡学園の2連覇となるか、はたまた昨年のリベンジを果たし尽誠学園が初の栄冠に輝くか?答えは明日、広島グリーンアリーナで出されます。ぜひ、会場やJ SPORTSでのテレビ放送にてライブでご覧いただき、残る2試合をお楽しみください。