【ウインターカップ2011・開幕直前】いよいよ明日開幕!
2011年12月22日
“選手宣誓” 男子・北陸 田中英太選手 女子・札幌山の手 長岡萌映子選手
今月行われた第2回FIBA ASIA U-16女子選手権大会で、初優勝を成し遂げた女子U-16日本代表チーム
そんな開幕前日の今日、東京体育館のサブアリーナで代表者会議と開会式が行われました。
代表者会議では大会の諸注意やお願いなどが、出席した全チームの引率責任者とキャプテン、もしくはマネージャーに伝えられました。
その後、9月にイタリアで行われた「第1回3×3ユース世界選手権大会」で第3位に入賞し銅メダルを獲得したU-18女子日本代表と、12月に中国で行われた「第2回FIBA ASIA U-16女子バスケットボール選手権大会」で優勝したU-16女子日本代表の表彰が行われ、開会式が始まりました。
開会式では優勝杯の返還とレプリカの贈呈が、日本バスケットボール協会 麻生太郎会長と、昨年の優勝校、男子・北陸、女子・札幌山の手との間で取り交わされました。
次に連続出場校の表彰です。今年は20年連続出場となる岐阜・岐阜女子、10年連続出場となる東京・東京成徳大学、愛媛・聖カタリナ女子の3校が、こちらも麻生会長から記念の楯を贈られました。毎年激戦が繰り広げられる各都道府県の予選を、何年も連続で勝ち抜くというのはとても難しいことです。表彰されたのは10年、20年と1つの大台に乗ったチームですが、それ以外にも、女子の北海道・札幌山の手は23年連続、山形市立商業は22年連続、桜花学園に至っては29年連続でウインターカップに出場しています。しかしもっと驚くべきは男子の秋田・県立能代工業です。42年連続で出場しています。42年連続42回目の出場、つまりは1971年に行われた第1回のウインターカップ――当時は3月に行われていたので、正確には「ウインターカップ」ではありませんが――1度も逃すことなくこの大会に出場しているわけです。
上に掲げたチームはどれも全国に名の知れた名門校。しかし「千里の道も一歩から」という言葉があるように、今大会が初めてのウインターカップというチームもあります。男子は7校、女子は6校です。彼らがそれぞれの学校の新たな歴史を築いたことになるわけです。勝っても負けても胸を張ってもらいたいと思います。
同じことは、初出場ではありませんが「○年ぶりの出場」というチームに対しても言えるかもしれません。今大会出場チームのなかで、前回出場からもっとも出られなかった期間が長かったのは、男子の奈良・県立奈良朱雀の21年ぶりの出場になります。同校は、5年前に県立奈良工業となら商業が統合し、県立奈良朱雀となってからは初の出場。しかし、21年ぶりということは、高校3年生の選手がまだ生まれていないときに出場し、それ以来になるわけです。ある意味で彼らは歴史の扉を再び開いた勇者でもあるのです。全国の大舞台を楽しんで、自分たちのプレイを精一杯してもらいたいと思います。
そして開会式の最後を締めくくったのは、昨年度の優勝校、男子・北陸と女子・札幌山の手の両キャプテンが行った選手宣誓。田中英太選手と長岡萌映子選手です。
「宣誓、我々選手一同は、フェアプレイ精神のもと、日ごろの練習の成果を十分に発揮し、最後まで全力で戦い抜くと共に、バスケットボールを通して、多くの方々に、感動と最後まで諦めないことの大切さを伝え、さらには『ともに明日へ』歩む原動力となるようなプレイをすることをここに誓います」
この言葉をすべてのチームの、すべての選手が忘れずにプレイすれば、「JX-ENEOSウインターカップ2011」はきっと素晴らしい大会になるはずです。
大会は明日、ついに開幕します。男女合わせて100校の最後まで諦めない姿勢を期待しましょう。
■チケット情報
今大会のチケットは、すでに「チケットバスケット」をはじめ、各プレイガイドにて販売中です。
チケットの詳細は、チケットページにてご確認の上、お早めにお買い求めください。
大会初日となる明日、23日(金・祝)は、当日券販売開始時間(場合によって早まる可能性があります)、開場時間ともに、朝の8:00からとなります。是非、会場へ足を運んでください。
関連リンク
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