ＪＸ-ＥＮＥＯＳウインターカップ２０１０ 第41回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会

　準々決勝は高校総体2位の中村学園女子とU-17日本代表 近平とユースオリンピック日本代表 熊をメンバーに持つ聖カタリナ女子の強豪校同士の一戦となった。

　第1ピリオド、両チーム共ハーフコートマンツーマンディフェンスで始まる。聖カタリナは#5村上の鋭いドライブから#10二宮のゴール下シュート、#13田村のジャンプシュートでリズムよく得点を重ねていく。一方、中村学園は聖カタリナのよりの早いディフェンスでなかなかリズムをつかめなかったが、徐々に硬さがとれ、#4神﨑のジャンプシュート、ターンシュート、速攻などで一気に点差を縮め、22-25聖カタリナ3点リードで第1ピリオド終了。

　第2ピリオド、中村学園のディフェンスが激しくなり、連続ターンオーバーから速攻など徐々にペースをつかみ始める。聖カタリナはなかなかディフェンスを崩すことができず、残り4分30秒まで#11近平のリバウンドシュートのみで苦しい展開。対する中村学園も第1ピリオド22点中18点をとった#4を徹底マークされ、ターンオーバーからの速攻のチャンスがたくさんある中、なかなか得点を伸ばすことができず、37-34中村学園リードで前半を終了する。

　第3ピリオド、聖カタリナはインサイドのディフェンスを徹底し、よいスタートを切り、#11のゴール下シュート、バスケットカウントで詰め寄るが、中村学園のディフェンスに対しターンオーバーが目立ち、速攻を許してしまう。両チーム共思ったように得点を伸ばすことができない中、一瞬の隙を突いて聖カタリナ#5などのドライブで少しずつ点差を詰めていき、51-50中村学園1点リードで最終ピリオドを迎える。

　第4ピリオド、聖カタリナ#11のゴール下でのバスケットカウントから始まり、両チーム共落ち着いた展開でゲームがすすむ。一進一退の攻防の中、中村学園は残り6分40秒で速攻を決め、ゲームが動き始める。残り6分12秒聖カタリナタイムアウト。残り6分中村学園はゾーンプレスディフェンスを仕掛けるが、聖カタリナは落ち着いてボールを運ぶ。両チーム共なかなか得点が伸びない中、聖カタリナ#12熊の3Pシュートが決まりプレスディフェンスを仕掛けるが、中村学園#4、#16安間が落ち着いて得点し、70-60で中村学園が勝利した。