ＪＸ-ＥＮＥＯＳウインターカップ２０１０ 第41回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会

　ベスト8をかけた試合は、大阪府代表・大阪薫英女学院と岐阜県代表・岐阜女子高校の試合となった。第1ピリオド、お互い激しいディフェンスを見せ一進一退の攻防が続く。主導権を握りたい両チームだったが、交代で入った薫英#11大城が3Pシュートを2本決めると流れは薫英に。#5藤木が鋭いドライブインとノールックパスで一気に流れを掴むと岐阜女子も#7野浦のバスケットカウントで対抗するが、23-8の薫英リードで第1ピリオド終了。

　第2ピリオド、岐阜女子#11神山から連続得点を奪うと、岐阜女子の激しいディフェンスに薫英が攻めあぐみ、残り6分31秒薫英タイムアウト。その後流れが変わるかと思われたが、#7野原、#11が連続得点。薫英も#4坂井がジャンプシュートを決めるが、流れを引き戻すことができず、残り3分29秒、薫英2回目のタイムアウト。その後どうなるかと思われたが、残り3分岐阜女子#4東方が負傷退場。#7がディフェンスリバウンドにポストプレイと素晴らしいプレイを見せるが、終盤薫英#7大濱の粘り強いプレイから得点すると#4の3Pシュート、最後は#5のドライブからのバスケットカウントと突き放し37-23の薫英14点リードで前半終了。

　第３ピリオド、薫英#14畠中のシュートが決まると前半から続けていた1-1-2-1のオールコートゾーンプレスが効き始め、リードを一気に20点にまで広げる。岐阜女子も#7が身長差を感じさせないプレイでチームを引っ張るが、薫英は交代したメンバーも得点を重ねていき、薫英がさらにリードを広げ56-35で第3ピリオドを終えた。

　第4ピリオド。逆転を狙う岐阜女子は、交代で入った#14加藤が激しいディフェンスを見せ、速攻では#7にノールックパスと反撃ののろしをあげる。さらに、#11がオフェンスリバウンド、#5松原が3Pシュートを決めるなど最後の最後まで逆転を狙う。お互い激しいディフェンス見せた好ゲームであったが、高さと多彩な攻撃を最後まで見せた薫英が74-53で勝利しベスト8に進出した。