ＪＸ-ＥＮＥＯＳウインターカップ２０１０ 第41回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会

　第１ピリオド、龍谷富山オールコートマンツーマン、京都精華ハーフコートマンツーマンで試合が始まる。序盤、龍谷富山のスティールからの速攻が目立つが思うように得点に結びつかない。残り時間７分からは両チーム落ち着きを見せ始め、龍谷富山は#６上坂#７青島のドライブ#１２四十本のジャンプシュートや３Ｐシュート、京都精華は#４八木#７角畑の３Ｐシュート,#８国吉のリバウンドシュートを中心に得点を重ね一進一退の攻防で、２０－１８京都精華リードで終了。　

　第２ピリオド、両チーム堅い守りから速い展開での攻防が続く。残り７分から京都精華のディフェンスが機能し始め、#９赤松#１１横沢♯７のバランスの良い攻撃が展開される。一方、龍谷富山は速いパス回しから#７のバスケットカウント#６の思い切った３Ｐシュートが決まりどちらも譲らぬ展開で４１－３６、京都精華５点リードで前半を終了する。　

　第３ピリオド、両チーム共に得点の伸びない時間帯が続く。龍谷富山は、２－３のゾーンディフェンスに変えリズムをつかみ得点を重ねていく。一方、京都精華は、リバウンドシュートで苦しい展開をつなぎ着実に点を重ね、５６－５０京都精華リードのまま最終ピリオドを迎える。　

　第４ピリオド、ディフェンスは引き続き龍谷富山はゾーンディフェンス、京都精華はハーフコートマンツーマンでスタート。京都精華は龍谷富山のゾーンディフェンスに対して#６,#７の３Ｐシュートが決まるが徐々に確率が落ちはじめ、リバウンドも取れなくなっていく。対する龍谷富山は#７のドライブや３Ｐシュートで追い上げ、残り時間６分３７秒同点に追いつく。その後も一進一退の攻防が続き残り時間３２秒。龍谷富山#４野尻のフリースローが決まり１点差に詰め寄る。残り時間１０秒、京都精華が得点を決め３点差とする。最後、龍谷富山は、３Ｐシュートを打つが惜しくもリングに嫌われ、８２－７９で京都精華が逃げ切り勝利をおさめた。