ＪＸ-ＥＮＥＯＳウインターカップ２０１０ 第41回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会

　第1ピリオド、長崎はハーフコートマンツーマンディフェンスで立ち上がる。高知は、ハーフマンツーマンから積極的にトラップディフェンスを仕掛ける。長崎は#11入江・#4福野・#6山下とバランス良く得点するのに対して、高知は#11宮崎の1対1、#5松藤の3Pシュートなどで応戦し、一進一退の展開となる。

　第2ピリオドに入り、長崎のマンツーマンディフェンスに高知が攻めあぐむ展開になり、長崎は速攻から#7平田を中心に得点していく。一方高知は外打ち中心の単調なオフェンスになってしまい、なかなか得点できず主導権を握られてしまう。56-35で前半を長崎リードで折り返す。

　第3ピリオドに入っても流れは変わらない。高知は#12宮川の1対1や#13山脇・#14山崎の3Pシュートで得点し追い上げようとするが、長崎の#7のジャンプショットや#11のポストプレイなどで応戦する。残り2分を切ったあたりから高知のターンオーバーから長崎にレイアップを許してしまい、更に点差が広がってしまう。80-55長崎リード。

　第4ピリオドに入り、高知はハーフコートのトラップディフェンスを仕掛け追い上げようとするが、逆サイドへパスを回されてしまい、長崎#15林田・#5馬場に3Pシュートを沈められてしまう。点差をつめることは出来ず時間は流れていく。高知はオールコートプレスディフェンスで最後まで粘りを見せるが、94-68で長崎が2回戦へと駒を進めた。