ＪＸ-ＥＮＥＯＳウインターカップ２０１０ 第41回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会

　県立津商業、佐賀清和ともにハーフコートマンツーマンでスタート。県立津商業は#6出水田のセンタープレイを中心に#8楠木のドライブや#12脇の3Pシュートで得点をする。一方、佐賀清和は、#8福井の1対1やジャンプシュート、#14東島のゴール下やジャンプシュート、#4田中のドライブで対抗、両チーム同じタイプのチームで互角の勝負。

　第2ピリオドに入り、県立津商業はオールコートマンツーマンで突破口を開こうとするが、佐賀清和は落ち着いたパスでボール運びを行い、逆に速攻や3Pで点数を重ねていく。残り4分、オールコート1-2-2のゾーンプレスからきっかけをつかみ、じわじわと追い上げていく。残り2分4点差まで追いつくが、佐賀清和#8のシュートや#4のドライブ、#14のリバウンドシュートやジャンプシュートで逆に点差を広げられてしまい、佐賀清和12点差で前半終了。

　第3ピリオドに入ると県立津商業のガード#5松浦の連続ゴールや#8の3P、#6のポストプレイと連続ゴールを許し、残り7分で一気に3点差まで縮められ、たまらず佐賀清和タイムアウト。その後もドライブからの得点を加え、残り5分で県立津商業が逆転。佐賀清和も#8のジャンプシュートなどで応戦するが、第3ピリオドを終了し、50-47の3点差で県立津商業がリード。

　第4ピリオドに入り、県立津商業#5のドライブに対し、佐賀清和#8の速攻からのドライブと一進一退の攻防が続く。残り5分、県立津商業#8のインターセプトから一気に10点差まで広げ、佐賀清和#9の3Pで応戦したが、ディフェンスの手を緩めず、最後まで強気のドライブに終始した県立津商業が78-65で逃げ切った。