ＪＸ-ＥＮＥＯＳウインターカップ２０１０ 第41回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会

　ゲーム開始2分で、尽誠学園#7笠井が負傷退場のアクシデントに見舞われ、4分が経過した時点で10対4とリードされた尽誠学園はタイムアウトで流れを変えようとするが、新潟商業のマンツーマンディフェンスになかなか有効なパスが通らず思うように得点が出来ない。一方、新潟商業も尽誠学園の3-2ゾーンにシュートを阻まれ、両チーム攻め手を欠いたまま、ロースコアのまま第1ピリオドを終了した。

　第2ピリオドに入り、尽誠学園のゾーンディフェンスがさらに激しくなり、楽にパスが回らない中、ドライブでディフェンスのラインを崩し、ゴール下にパスを通して徐々に得点を重ねる新潟商業に対し、尽誠学園も#12川上・#6山野のセンターフォワードがリバウンドに頑張りを見せ、前半は新潟商業の10点リードで終了した。

　第３ピリオド開始早々、尽誠学園#11岸の2連続3Pシュートで得点差をつめ、リズムの乗りたい尽誠学園だが、高さでは劣る新潟商業のセンターフォワード#5小林・#6安保などがリバウンドからピボットで得点し、確実にリードを広げる結果となった。

　第４ピリオドでも、尽誠学園#10渡邊・#12らの高さを生かしたプレイはあるものの、新潟商業#6・#5らがポストポジションから一歩下がってのプレイで相手を引きつけて攻撃を仕掛け、タイムアウトからマンツーマンディフェンスとなった。尽誠学園の追撃を振り切り、8点差で勝利した。