ゲームレポート
日本 |
73 |
15 |
1st |
22 |
66 |
ポーランド |
22 |
2nd |
11 |
19 |
3rd |
13 |
17 |
4th |
20 |
第26回ユニバーシアード競技大会 バスケットボール競技、9-16位決定戦。9位に進むため、負けると帰国できないと覚悟して臨んだポーランド戦。これまで対戦してきたヨーロッパのチーム同様、高さのある特有のチームではあったが、ディフェンス、オフェンスともに日本の良さをしっかり出す。73-66、日本は大会4戦目にして待望の初勝利となった。
第1ピリオド、日本は#4栗原、#8天野、#10佐藤、#11園田、#14篠崎でスタート。立ち上がり、ポーランドは190cmの長身を持つ#12にボールを集め、インサイドから連続得点を挙げる。一方の日本は、#11園田がポストプレイで得点するも、相手の#12にインサイド、リバウンドシュートを決められ、残り3分で6-14と苦しい展開。その後、日本は粘り強いディフェンスからファウルを誘うプレイでフリースローから得点し逆転の兆しが見えたが、15-22の7点ビハインドで終了。
第2ピリオド、日本は#8天野、#10佐藤、#7阿部、#11園田、#14篠崎でスタート。出だし、日本は#14篠崎の個人技で4点差まで詰め寄るが、外角シュートの決定率に欠け、また逆にリバウンドから速攻を出される。残り6分、日本は#4栗原の3Pシュートがやっと決まると、さらにドライブから加点し25-28の3点差に。その後は一進一退の攻防が続くが、残り1分、日本#4栗原の3Pシュートで32-30、ついに逆転に成功する。さらには#14篠崎の速攻、#12宮崎の好ディフェンスが光り、37-33の日本リードで前半終了。
第3ピリオド、日本は後半を#4栗原、#8天野、#10佐藤、#11園田、#14篠崎でスタートする。立ち上がり、ポーランドの#12、193cmのNo14と両センターにインサイドで攻められ、37-37の同点に追いつかれる。ここで日本は#8天野、#10佐藤が気迫のシュート、ナイスディフェンスから#14篠崎が速攻につなげ、45-37とリードを保つ。残り5分、ポーランドはたまらずタイムアウトを要求するが、日本は#14篠崎が3Pシュートを沈め48-37と初めて2桁リードを奪う。終盤、ポーランドはゾーンディフェンスに切り替え、日本のミスを誘うが、56-46と日本が踏ん張り、最終ピリオドへ。
第4ピリオド、日本のスタートは#4栗原、#8天野、#10佐藤、#5松澤、#14篠崎。序盤、日本は2本続けて相手にブレイクから得点され、56-50と点差を縮められる。しかし日本も#10佐藤の3Pシュートで入れ返し、その後は一進一退の攻防となる。中盤、日本は#11園田が踏ん張り、ポストプレイとジャンプシュートで再び10点差に戻す。だがポーランドは、最後まで#12で徹底的に攻め、6点差まで詰め寄るも、万事休す。結局、73-66で日本が初白星を挙げ、9-12位決定戦進出が決定した。