ゲームレポート
スウェーデン |
108 |
29 |
1st |
23 |
73 |
日本 |
28 |
2nd |
13 |
23 |
3rd |
23 |
28 |
4th |
14 |
第26回ユニバーシアード競技大会 バスケットボール競技 予選ラウンド第3戦。現在2敗中の日本は、チェコを破って気勢のあがるスウェーデンと対戦。長身選手のインサイドを武器にするチェコ、オーストラリアと似通ったチームであるスウェーデン相手に、厳しい戦いが強いられた。
長身選手を何人も擁するスウェーデンに対し、序盤こそ、#10佐藤を起点にリズムよく得点するも、第1ピリオド終盤から相手にペースを握られ、逆転を許す。すると、その後はスウェーデンペースで試合が進み、インサイドを中心に大量リードを奪われる。追い上げたい日本は、タイムアウトを要求し戦略を練るも、差は縮まらずタイムアップ。結局、73-108で日本は敗れ、予選ラウンド3連敗を喫した。
第1ピリオド、日本は#4栗原、#8天野、#10佐藤、#11園田、#17篠崎でスタート。両チームともマンツーマンディフェンスで試合が始まる。立ち上がり、193cmの#14のインサイドを起点にしてオフェンスを組み立てるスウェーデンに対し、日本は#10佐藤のドライブ、や3Pシュートで得点し、残り5分で14-9と幸先の良いスタートを切る。たまらずスウェーデンはタイムアウトを要求すると、タイムアウト後、#6の個人技が冴え、一気に追い上げる。一方、日本はファウルが嵩み流れを掴めず、23-29と6点ビハインドで終了。
第2ピリオド、日本のスタートは#8天野、#10佐藤、#9藤岡、#12宮崎、#14篠崎。スウェーデンは#9の3Pシュート、#6のジャンプシュート、またセカンドシュートと次々にシュートを沈める。一方、日本はナイスディフェンスからの速攻、#14篠崎の3Pシュートで一進一退の膠着状態。しかし中盤から、相手の高確率な外角シュートと、インサイドでのファウルが嵩みフリースローを献上、併せて#6に立て続けに得点される。日本はファウルが17、逆にスウェーデンにフリースローで18得点与え、36-57と大きくリードされ前半を終了する。
第3ピリオド、日本は後半、#4栗原、#8天野、#10佐藤、#11園田、#14篠崎でスタートすると、#11園田がポストプレイでシュートを沈める。すると、スウェーデンは#6のブレイク、#14のリバウンドシュートやポストプレイで堅実に加点し、残り4分で46-73と一気に畳み掛ける。打開策を見出したい日本はタイムアウトを要求すると、その後#7阿部の3Pシュート、#9藤岡のジャンプシュートで応戦する。さらには、#13伊集のドライブで一気呵成、追い上げを見せる。しかし終盤、スウェーデンも日本のファウルを誘うプレイから得点を挙げ、59-80とリードを保ち終了。
第4ピリオド、日本は#4栗原、#8天野、#10佐藤、#11園田、#13伊集で開始。追い上げたい日本は#10佐藤がドライブで流れを呼び込むも、リバウンドが奪えず、セカンドシュートでつながれ、我慢の時間帯となる。残り3分、68-99と大きくリードを広げられた日本はタイムアウトで悪い流れを断ち切りたいところだが、差は縮まらず。73-108、日本は35点差をつけられ敗れた。
この結果、予選ラウンドにおいて3連敗を喫した日本。今試合も190cmオーバーの選手が3~5人いる似通ったチームで、3ゲームともリバウンド差が致命的であった。高さに対抗するオールコートのプレッシャーディフェンス、攻撃回数を多くする速い展開、3Pシュートを武器にする外角攻撃を思う存分発揮したが、力量差は顕著であった。