ゲームレポート
チェコ |
97 |
16 |
1st |
20 |
86 |
日本 |
31 |
2nd |
20 |
26 |
3rd |
24 |
24 |
4th |
22 |
第26回ユニバーシアード競技大会 バスケットボール競技、女子第1戦。これまで準備してきたことをしっかりゲームに出すべく、プレッシャーをかけ続けること、精度の高いプレイでターンオ-バーを少なくすることを確認し、チェコとの初戦を迎えた。
試合は立ち上がりから、チェコが主導権を握り試合を進めるも、日本は#10佐藤、#14篠崎を中心に粘り強いバスケットを展開し食らいつく。だが、チェコのセンター最長身の#7にゴール下シュートで34点、さらにはフリースローを27本奪取し、確実に得点を重ねていく。最後まで逆転のチャンスを伺うが追い上げには至らず。86-97の11点差で日本は敗れ、黒星スタートとなった。
第1ピリオド、日本のスタートは#4栗原、#7阿部、#8天野、#11園田、#10佐藤。立ち上がり、日本は気負いもあり、ボールが手につかず、自分たちのリズムをつくることができない。一方、チェコはポストプレイや果敢なリバウンドで圧倒し、0-8と猛ダッシュをかける。残り7分、日本はようやく#11園田のリバウンドシュートで初得点すると、少し落ち着きを取り戻す。残り5分、日本は#14篠崎のドライブ、#11園田のポストプレイ、#10佐藤の1on1やブレイクと連続得点を挙げ、残り2分15-16の1点差にまで一気に詰め寄る。たまらずチェコはタイムアウトを要求するが、日本の勢いは止まらず、#10佐藤の3Pシュートで逆転に成功する。終盤には、リバウンドから速攻を繰り出し、20-16と日本が4点リードで終了。
第2ピリオド、日本#10佐藤のドライブで先制。さらに、プレッシャーディフェンスで全員プレイが功を奏し、残り7分、日本が27-19とゲーム最大の8点リードとする。追い上げたいチェコはタイムアウトで戦略を練ると、193cmのセンター#7にボールを集め、インサイドで加点する。また、リバウンドを完全支配し、残り2分、ついに36-37の逆転に成功。この間、日本シュート決まらず、さらにファウルが重なり我慢の時間帯となる。終盤、#8天野、#10佐藤がドライブで対抗するが、40-47の40対47で前半終了する。
第3ピリオド、日本は#4栗原、#8天野、#10佐藤、#11園田、#14篠崎でスタート。チェコはセンター#12のリバウンドとポストプレイで果敢に攻めると、さらには#11が3Pシュートを沈め、残り7分43-55の12点差までリードを広げられる。日本はこの苦しい場面を、#10佐藤、#14篠崎が1on1で突破力を見せつけ、さらには3Pシュートで反撃し、残り4分に1点差まで詰め寄る。しかし終盤、チェコはリバウンドから、立て続けに速攻を繰り出し、64-73と日本9点ビハインドで最終ピリオドへ。
第4ピリオド、日本は#10佐藤の3Pシュートを皮切りに、#8天野のジャンプシュート、また激しいディフェンスからボールを奪取する。残り7分、#14篠崎がドライブで加点し、73-75の2点差まで追い上げる。対しチェコは、慌てることなく、#7のリバウンドシュート、リバウンドからの速攻、併せて効果的な外角シュートを決められ、差はなかなか縮まらない。中盤、4点から6点差を行き来するなか試合が進み、一進一退のラリーとなる。終盤、日本は#10佐藤のドライブ、プレッシャーディフェンスからボールを奪い速攻につなげ応戦するも、チェコはファウルを誘うプレイからフリースローを確実に沈め、万事休す。
86-97、日本は11点差で敗れた。