第9回FIBA U-19女子バスケットボール世界選手権大会

試合日程・結果GAME

女子 7位決定戦日本 vs ロシア

試合データ
開催場所チリ・アリーナ プエルトモン コミッショナーKenneth Dudley COULSON
試合区分女子 7位決定戦 主審Jose QUINONES GONZALES
開催期日2011(H23)年07月30日(土) 副審Fabricio Leonardo VITO、Heba EL ADIDY
開始時間/終了時間11:15/13:15
ゲームレポート
日本 71 18 1st 15 66 ロシア
21 2nd 20
14 3rd 22
18 4th 9
第9回FIBA U-19女子世界選手権大会、大会最終日。昨日カナダに惜敗し7位決定戦に進んだ日本は、ロシアと対戦。序盤から激しいラリーが続くなか、日本は#15町田がしっかりゲームをコントロールして主導権を握る。39-35の4点リードで迎えた後半、ロシアは高確率な3Pシュートで応戦するが、日本は慌てずにしっかり時間を使い、#13高田や#6本川らが着実に得点を重ねる。71-66、日本はロシアを撃破し、今大会を4勝5敗、7位で幕を閉じた。
 
 第1ピリオド、日本は#13高田のミドルシュートで先制点を挙げる。対するロシアは、#13と#14を中心にインサイドにボールを集め、日本のディフェンスが縮まったところで外角シュートを狙う。その後、ロシアの連続得点で主導権を握られるも、日本は#4瀬崎がミドルショットと3Pシュートを皮切りに応戦。残り3分には#6本川が3Pシュートを沈め、11-11の同点に追いつくと、再び#6本川が逆転となる3Pシュートを決める。一方、ロシアも#14のゴール下から得点するが、終盤、日本#13高田、#14内野のシュートが決まり、18-15で終了。
 
 第2ピリオド、日本は#14内野から#12桂を投入しスタート。出だし、ロシアは#4のバスケットカウントなど連続得点で流れを呼び込み、22-20で逆転を許す。だが、日本もすかさず#15町田がゲームをコントロールし、さらには自ら得点。その後はロシア#15が3Pシュートを沈めれば、日本#12桂がお返しの3Pシュートを沈め、両者譲らない攻防となる。残り5分を切り、日本は#13高田が要所で3Pシュートを決め引き離しにかかるが、ロシアも#13、#14を中心に食らいつく。39-35、日本が4点リードで終了。
 
 第3ピリオド、日本は#4瀬崎、#6本川、#12桂、#13高田、#15町田でスタート。序盤、日本は#13高田の3Pシュートを含む活躍で得点し、43-35とリードを広げる。するとロシアも#6と#15の3Pシュート、#15のドライブからのシュートで追い上げ、47-47の同点に追いつく。その後は両チームともにターンオーバーが目立ち、2分間無得点。残り3分、ロシアは#4のバスケットカウントで49-50の逆転に成功すると、残り2分には#15が連続得点し53-56でリードを奪う。さらには終盤、ロシアは2-3ゾーンディフェンスで日本に得点を与えず、53-56で終了。
 
 第4ピリオド、出だし、日本は#6本川がドライブ、続いて#13高田がフリースロー2本で57-57の同点に追いつく。一方、ロシアは開始4分間無得点、我慢の時間帯となる。その後もミスが多いロシアに対し、日本は#15町田、#12桂のドライブでシュートを沈め、さらには早いパス回しから#6本川が3Pシュートで66-59と点差を広げる。しかしロシアはタイムアウトを要求し戦略を練ると、#4と#5の3Pシュートで挽回、66-64と一気に点差を縮める。終盤、時間を使う日本に対し、ロシアはファウルゲームを仕掛け、応戦。最後まで激しいラリーが続くが、冷静にフリースローを沈めた日本が71-66で勝利した。
 
 日本の最後まであきらめず粘り強い戦いぶりに観客から大きく熱い声援を受け、メディアや地元のバスケットボール関係者からは日本の頑張りに賞賛を得た大会となった。また、#15町田瑠唯選手が大会ベスト5に選出され、さらには今大会のアシスト王(平均6.2本)も受賞した。
 
 【今大会最終順位】優勝:アメリカ、準優勝:スペイン、3位:ブラジル