ゲームレポート
日本 |
113 |
33 |
1st |
15 |
48 |
チャップマン大学 |
25 |
2nd |
13 |
30 |
3rd |
14 |
25 |
4th |
6 |
チャップマン大学は、アメリカのNCAAディビジョン3の大学で、身長は高くはないもののアグレッシブにオールコートでプレッシャーを仕掛けてくるチーム。午前中の練習で、プレスダウンの練習を行い、相手チームに対するアジャストをして試合に臨んだ。日本の持ち味である激しいボールマンプレッシャーからブレイクを狙うことを忘れずに行ない、出だしから自分たちの流れでゲームを運ぶことができ、2連勝を挙げた。
第1ピリオド、日本のスターティングメンバーは、#4篠崎、#6加藤、#7小菅、#10瀬崎、#11佐藤の布陣で臨んだ。序盤こそ硬さが見えた日本だったが、オフェンスリバウンドに絡み、#6加藤がゴール下シュートでファウルを得て、フリースローで初得点。さらに#10瀬崎、#6加藤の連続3Pシュートが決まり、10-2と日本がリードをする。一方のチャップマン大学は、すかさずタイムアウトを要求するが、その後も日本はオールコートプレシャーマンツーマンディフェンスを続け、相手から8秒オーバータイムやスティールを積極的に狙い相手のターンオーバーを誘発する。残り5分、20-4と日本が大量リードをして、オールメンバーチェンジ。残り4分、チャップマン大学はファウルが重なり、4ファウルになる。その間、日本は着実にフリースローで得点を重ねるが、チャップマン大学は#24の得点後、プレスディフェンスを仕掛け、連続得点を許す。日本はタイムアウトで立て直し、残り4秒にはエンドスローインから#5茅谷のブザービーターで決め、33-15と日本が18点差をつけ終了。
第2ピリオド、日本は引き続きプレッシャーマンツーマンディフェンスから早い展開に持ち込み、#6加藤、#4篠崎、#7小菅の連続得点をリードを伸ばす。一方、チャップマン大学はナンバープレイを多用し活路を開こうと試みるが、肝心のシュートが入らず得点に結びつかない。45-19となったところで、チャップマン大学のタイムアウト。しかし日本の勢いは衰えることなく、残り5分にはオールメンバーチェンジを行い、前半で全員がコートに立つ。その後も、#9落合の3Pシュート、そして絶妙なアシストから#5茅谷が得点を挙げ、58-28とリードを広げて前半終了。
第3ピリオド、日本は#4篠崎、#6加藤、#7小菅、#11佐藤、#14角畑をコートに送り出し、日本ボールでスタート。日本はハーフコートマンツーマンにチェンジし、相手の#12と#23のガードにプレッシャーをかけ、ミスを誘う。するとチャップマン大学はドリブルミスが多く、さらに日本の2線ディナイが強いためターンオーバーを繰り返す。残り4分30秒、#4篠崎の2本の連続3Pシュートで76-32と大量リード。残り3分、日本はオールメンバーチェンジ後も積極的にトラップディフェンスを仕掛けるが、ディフェンスの間を割られ相手に得点を許す。しかし、日本の勢いは止まらず、88-42と日本リードのまま終了。
第4ピリオド、日本はディフェンスの手を緩めることなくボールマンにプレシャ-をかけ続け、スティールから速攻で得点を重ねる。対するチャップマン大学も、高い位置でのピック&ロールを使用し、果敢にゴールに飛び込む。得点後は1試合通してフルコートのマンツーマンディフェンスで食らいつくも、終盤には足が止まり始める。結局、113-48と日本が大勝し、2連勝を飾った。だが点差は離れたものの、リバウンドなど課題も多く挙げられた。その部分はしっかり修正して、次戦の中華電信女子バスケットボールチーム(チャイニーズ・タイペイ)戦では、さらにいいゲームができるよう準備を行う。