ゲームレポート
日本 |
96 |
16 |
1st |
15 |
81 |
チャイニーズ・タイペイB |
20 |
2nd |
15 |
31 |
3rd |
19 |
29 |
4th |
32 |
「第35回ウィリアム・ジョーンズカップ」は第9日目。勝ち星を得られないまま最終日を迎えた日本。学生主体のU-24世代となるチャイニーズ・タイペイBを相手に苦戦する前半戦。思うようにプレイさせないディフェンスを見せているが、それ以上に相手が粘ってタフショットを決めたり、オフェンスリバウンドを拾われ失点。前半は36-30と辛うじてリードして終える。後半開始早々、10点リードを広げるとその後もディフェンスからブレイクを出して突き放しにかかる。第4ピリオド序盤に、日本#14金丸が落とすことなく5本のシュートを沈め85-58。その後は不可解なファウルコールやハードファウルに苦しめられたが最後まで凌ぎ、96-81で勝利。今大会の日本の最終成績は1勝6敗(※)の7位で終了した。
第1ピリオド、日本は#6比江島の3Pシュートからスタートするが、すぐさま決め返され、逆にリードを奪われる展開でゲームは進む。その後、日本は#6比江島、#13辻の3Pシュートでつなぐものの、ディフェンスリバウンドが獲れず。終盤には、相手のディフェンスの前にインサイドの得点も最後が決められない。チャイニーズ・タイペイBも決め手を欠いたことで最低限のリードをし、16-15で終了。
第2ピリオド、開始早々3Pシュートで逆転される。しかし日本も#17菊地のフリースローで同点にした後、2連続3Pシュートで突き放しにかかる。ここで相手はタイムアウトを要求。その後、ショットクロック24秒間際まで守る日本だが、相手の方が粘り勝って得点を挙げ、じわじわと点差を詰められる。不用意な#4松井のパスミスから速攻をバスケットカウントで決められ、残り4分32秒、26-27と再びチャイニーズ・タイペイBにリードされる。その後は一進一退となる中、相手がフリースローを2本外す間に日本は連続得点を挙げ、36-30と6点差で前半終了。
第3ピリオド、連続得点を挙げた日本は開始1分で40-30と10点差とする。相手と同世代である#5田中、#8渡邊が強気のプレイで次々と得点を決め、55-37と突き放す。しかし中盤からはチャイニーズ・タイペイBの#30に連続3Pシュートを決められると、たまらず日本はタイムアウトを要求。フリースローで得点を獲り合った後、最後は#7太田が得点を挙げ、67-49で18点リードして最終ピリオドへ。
第4ピリオド、日本#14金丸の3Pシュートで21点リード。その後も#14金丸のシュートは止まらず、開始4分で3Pシュート3本を含む14点を挙げ、85-58とこの試合最大の27点差に。しかしその後、#17菊地がアンスポーツマンライクファウルを取られてから落ち着きがなくなる。終盤、日本は#6比江島が1on1を仕掛け、#8渡邊がダンクシュートを決めるが、ホームの歓声に後押しされ、勢いはチャイニーズ・タイペイBへ。だが日本はリードを守りきり、96-81で今大会初白星を挙げた。
ウィリアム・ジョーンズカップで浮き彫りになった課題点を残る半月でしっかりと修正し、アジア3位以上に与えられるFIBAワールドカップの出場権獲得を目指し、8月1日よりフィリピン・マニラで開催される「第27回FIBA ASIA男子バスケットボール選手権大会」へ臨む。
※7月6日~12日まで参戦していたレバノンは、FIBA(国際バスケットボール連盟)の制裁を受け、13日・14日の2試合が棄権試合となり、またこれまでの結果も取り消しとなった為、今大会の順位はなし