ゲームレポート
日本 |
75 |
24 |
1st |
21 |
71 |
韓国 |
18 |
2nd |
24 |
16 |
3rd |
17 |
17 |
4th |
9 |
第3回FIBA ASIA U-16男子バスケットボール選手権大会は第8日目。序盤から互いに譲らず、一進一退の攻防が続くが、日本は相手のゾーンプレスと3-2ゾーンのディフェンスに、ボール運びで手こずると、徐々に流れが韓国へと傾く。その後も日本は相手のディフェンスに苦しみながらも粘りを見せるが、第4ピリオド開始4分半、韓国#11PARKにシュートを決められ、この試合最大の7点差となる。しかしここから日本は、激しいディフェンスで相手に得点を与えず、最後の5分間で韓国に許した得点は2点のみ。残り39秒、日本は#10牧のゴール下シュートでついに逆転成功すると、そのまま逃げ切りタイムアップ。75-71、日本が大接戦を制し、ベスト4進出を果たした。
第1ピリオド、日本のスタートは#5林、#7武藤、#10牧、#14八村、#15平岩。立ち上がり、両チームともに、マンツーマンディフェンスで試合が始まる。日本はリズムの良いオフェンスが展開され、#10牧のミドルシュートや3Pシュート、#14八村、#15平岩のインサイド陣を中心に得点を重ねていく。さらにディフェンスでは、激しく相手を苦しめるが、韓国にリバウンドを拾われ、#11PARKや#14HANに得点を許す。日本は、相手を離すチャンスはあったものの韓国に粘られ、24-21と日本が3点リードして終了。
第2ピリオド、日本は#14八村、#15平岩がゴール下の力強いプレイで得点を重ねる。しかし対する韓国も、#5KWON、#6CHOIのドライブ、#10YANGのミドルシュートで応戦し、白熱した攻防が続く。その後、韓国がディフェンスを2?2?1のゾーンプレスから3-2のゾーンディフェンスに変えると、日本はその激しいディフェンスを前に、上手くボール運びが出来ず、ターンオーバーを繰り返す。流れが韓国に傾いたところで、日本はタイムアウトを要求。すると、立て直しを図り、落ち着きを取り戻す。42-45、日本は逆転を許し、韓国3点リードで前半終了。
第3ピリオド、韓国はディフェンスをマンツーマンと2?2?1ゾーンプレスから3?2のゾーンに変え、徐々に流れを引き寄せる。すると、そこから#10YANG、#11PARKの速攻、#14HANのゴール下のシュートで加点し、突き放しにかかる。だが日本は、韓国のディフェンスに苦しみながらも粘りを見せ、#5林が落ち着いてボールを運び、#10牧、#14八村が入れ返す。58-62、日本は4点差を追いかけ、最終ピリオドへ。
第4ピリオド、韓国は#6CHOIの3Pシュートが当たり始めると、開始4分半に#11PARKのシュートが決まり、62-69とこの試合最大の7点差になる。たまらず日本はタイムアウトを要求し、気持ちを入れ直す。その後、日本は#10牧と#15平岩の連続得点、さらに#6平良がドライブからファウルを貰い、フリースローで同点に追いつく。しかし韓国もすかさず得点を入れ返し、日本が追いかける形で試合が進む。残り2分を切り、日本は#14八村、#5林のミドルシュートで71-71の同点に追いつくと、残り39秒、#10牧のゴール下シュートでついに逆転成功。時間が過ぎていき、焦りを見せる韓国は、ファウルゲームへ。すると日本はフリースローを確実に沈め、タイムアップ。75-71、にほんが見事接戦を制し、準決勝へと駒を進めた。
本試合には、在イラン日本国大使館附属日本人学校の生徒や職員、保護者、また日本大使館の職員の方々が30名ほど応援にかけつけてくれ、チームにとっても心強く、応援が勝利へとつながった。
次戦、10月3日(木) 17:00(日本時間22:30)より、日本は準決勝を中国と対戦する。