Basketball Without Bordersとは
バスケットボール・ウィズアウト・ボーダーズ(BWB)
バスケットボール・ウィズアウト・ボーダーズ(BWB)は、NBA(全米プロバスケットボール協会)とFIBA(国際バスケットボール連盟)が、グローバルなバスケットボールの発展とバスケットボールというスポーツを活用した社会貢献活動であり、多くのNBA/WNBAの現役・引退選手、チームスタッフやFIBAコーチがキャンプのコーチとして参加して開催しています。
開催各地の19歳以下のトッププレイヤーを対象に、バスケットボールのスキルアップのためのドリルやゲーム練習等を行い、また、日常生活のスキルアップのためのセミナーにより構成されるキャンプです。
参加選手たちはキャンプ期間中、国際交流や友情を深めるため、国籍を越えたチームを構成します。選手たちは新しいチームメイトと共同生活を行い、教育、リーダーシップ、個性(品格)、健康的な生活、HIV/AIDSに対する認識とその予防の重要性を学ぶセミナーに毎日参加します。
2001年のバスケットボール・ウィズアウト・ボーダーズの初開催以来、HIV/AIDS教育とその予防プログラムはユニセフ(国連児童基金)と提携して取り組んできました。
BWBは、2001年の第1回開催以来、今年で11年目を迎え、5大陸の15ヶ国・17都市においてBWBキャンプは通算30回開催してきました。のべ130名以上のNBA/WNBAの現役・引退選手とNBA全チームから100名以上のチームスタッフがキャンプのコーチとして参加しており、キャンプ参加選手は100以上の国と地域から1,500人以上を集め、キャンプ参加選手のうち過去21名がNBAでドラフトを受けた実績があります。アジアでは、2005年、2006年、2007年、2009年中国、2008年インド、2010年シンガポールで開催され、今回が7回目の開催となります。
これまでBWBに参加したNBAファミリーとキャンプ参加選手の総移動距離は8,500万マイル以上となり、地域貢献活動には100万時間以上の時間を費やし、各地での活動を通じて数え切れないほどの人々に接してきました。
過去にBWBに参加した主なNBA選手一覧(チーム名はBWB参加当時)
名前 (チーム名) | 名前 (チーム名) |
---|---|
リアンドロ・バルボサ (トロント・ラプターズ) | マヌ・ジノビリ (サンアントニオ・スパーズ) |
ダーク・ノビツキー (ダラス・マーベリックス) | クリス・ボッシュ (マイアミ・ヒート) |
ドワイト・ハワード (オーランド・マジック) | エメカ・オカフォー (ニューオーリンズ・ホーネッツ) |
マーカス・キャンビー (ポートランド・トレイルブレイザーズ) | ジードルナス・イルガスカス (マイアミ・ヒート) |
トニー・パーカー (サンアントニオ・スパーズ) | サミュエル・ダレンベアー (サクラメント・キングス) |
アンドレイ・キリレンコ (ユタ・ジャズ) | ザック・ランドルフ (ニューヨーク・ニックス) |
ルオル・デン (シカゴ・ブルズ) | カイル・コーバー (シカゴ・ブルズ) |
ジェイソン・テリー (ダラス・マーベリックス) | ボリス・ディーオウ (シャーロット・ボブキャッツ) |
ショーン・マリオン (ダラス・マーベリックス) | ロニー・トュリアフ (ニューヨーク・ニックス) |
クリス・デュホン (シカゴ・ブルズ) | ケビン・マーティン (サクラメント・キングス) |
ヒドゥー・ターコルー (オーランド・マジック) | マーク・ガソル (メンフィス・グリズリーズ) |
ヤオ・ミン (ヒューストン・ロケッツ) | アンダーソン・バレジャオ (クリーブランド・ キャバリアーズ) |
パウ・ガソル (ロサンゼルス・レイカーズ) | ディケンベ・ムトンボ (NBAレジェンド) |
ルーク・ウォルトン (ロサンゼルス・レイカーズ) |
参加選手(キャンパー)
選手は、NBA、FIBA、参加各国協会により、バスケットボールのスキル、リーダーシップ、スポーツへの貢献等を基に選考されたトッププレイヤー達です。
日本初開催となる「バスケットボール・ウィズアウト・ボーダーズアジア2012」には、アジア、オーストラリア、ニュージーランドから選出された50名の18歳以下のトッププレイヤーが参加します。
NBA Cares
NBAでは、各地の子どもたちや家族が安全に暮らし、学び、遊ぶことのできる“すこやかなる環境”づくりを目的とした地域貢献活動「NBA Cares」を行っています。
BWBの一環としても、NBAとパートナー企業は、アメリカ、カナダ以外の53カ所で「すこやかなる環境」づくりを行い、その取り組みは実を結んでいます。
NBAおよびFIBAは、こうした活動とともに、バスケットボールやゴール、スポーツ用品などを地域のバスケットボール協会やその地域のコミュニティーに寄付してきました。