第88回天皇杯・第79回皇后杯 第4日目終了 -男女ベスト8が出揃う-
2013年1月4日
WJBL6位新潟に勝った8位アイシンAW
リンク栃木は田臥選手が先発出場し、東海大学にしっかり勝利してベスト8進出
本日行われた女子3回戦のうち、唯一のWJBL同士の対決となった新潟vsアイシンAW戦。リーグ戦で2連勝している6位の新潟が有利かと思われた一戦は、8位アイシンAWが終盤に追い上げ逆転勝利。トップリーグに挑む白鴎大学と山形銀行。初優勝を目指すトヨタ自動車は121-55で白鴎大学に圧勝し、幸先良いスタートを切りました。富士通を相手に序盤はリードしていた山形銀行でしたが、後半に離され79-46で富士通が勝ち、それぞれベスト8進出を決めました。
インターハイ、ウインターカップ2冠の桜花学園高校は、シードチームとして女子チームの中で一番最後に登場し、筑波大学と対戦。第1ピリオドは19-17でリードした桜花学園高校。しかし、筑波大学が前半で逆転すると、僅差ながらもリードを保ったまま時間が流れ、桜花学園高校は追いつけずに58-67で初戦敗退となりました。この結果により来年のオールジャパンのシード枠は大学生に渡り、インカレ優勝校が8番目のシードになります。
昨日の青山学院大学の大金星の余韻を感じ、アップセットが期待された男子3回戦。これまでオールジャパンでは、JBL2チームがJBLチームに勝ったことがありません。デイトリックつくば、TGI・Dライズが奮闘しただけに、JBL2 1位で出場した兵庫ストークスに期待がかかります。しかし、JBL6位の三菱電機がリズムを掴み、85-62で勝利。残念ながらJBL2チームが一矢報いることはできませんでした。
東芝は筑波大学を相手に100-64、アイシンが九州電力に83-55でそれぞれ勝利しベスト8進出。この2つのカードはどちらも師弟対決となりました。筑波大学の吉田 健司監督は元東芝のヘッドコーチを務め、オールジャパンを制した経験の持ち主。その優勝メンバーであった北 卓也氏は、ご存じの通り現在東芝のヘッドコーチ。また、2003~2005年にオールジャパン3連覇を成し遂げたアイシンのメンバーとして活躍した九州電力の山口 健太郎コーチも、古巣アイシンと対戦。かつてトップリーグで活躍した選手が、スタッフとして戻ってきて、かつていたチームと全国の舞台で戦えるのもまた、オールジャパンの醍醐味です。
青山学院大学を破り、2012年の大学生の頂点に立った東海大学。JBL7位のリンク栃木との対戦は、昨日のラストゲームと同じような結果を期待するファンと、プロチーム・リンク栃木の応援団が後押しする歓声が交錯しながら会場を盛り上げました。延長戦までもつれ込みながらもリンク栃木が勝利した2年前の同カード。その時のリンク栃木は、#0田臥選手、#1川村選手が不在でしたが、今回は2人とも先発出場し迎え撃ちます。身長で勝るリンク栃木は徹底して、インサイドを攻め込み83-52で勝利。これまでベスト8を越えられていないリンク栃木の準々決勝の相手はアイシンに決まりました。
ベスト8が出揃った明日、1月5日(土)からは会場が国立代々木競技場第1体育館だけとなり、男女準々決勝に突入します。
■女子準々決勝
13:00~ 三菱電機(WJBL5位)vs シャンソン化粧品(WJBL4位)
15:00~ JX(WJBL1位)vs トヨタ紡織(WJBL9位) ※NHK BS1
■男子準々決勝
17:00~ 日立(JBL5位)vs パナソニック(JBL4位)
19:00~ トヨタ自動車(JBL1位)vs 青山学院大学(大学2位) ※NHK BS1
青山学院大学が王者トヨタアルバルクを相手にどのような試合をするかは注目が高まるところです。トップリーグチームを倒すのは容易ではないですが、やってみなければ分からないのが勝負事。こうしてカテゴリーの違うチーム同士が年に一度真剣勝負できるのがオールジャパン。明日は青山学院大学が、明後日、1月6日(日)は女子の筑波大学がトップリーグを相手にぶつかっていきます。
当日券は明日12時より会場にて発売します。また、大会サイトでは、試合経過(プレイ バイ プレイ)・試合結果(ボックスコア/ゲームレポート)・現地レポート・フォトギャラリーを随時更新していますので、合わせてお楽しみください。そして、明日も15:00、19:00からの試合がNHK BS1で放送されます。会場で、テレビで、ぜひライブで熱戦をご覧ください。
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