オールジャパン2011 第86回天皇杯・第77回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会

大学6位の白鴎大と北海道代表の札幌大学の一戦。白鴎大は下級生中心のスターターで試合に望むが、序盤は札幌大が#8水口、#11深澤を中心に得点を奪い、リードを奪う。しかしその後、白鴎大はリズムの良いパスワークから得点し、一気に逆転する。札幌大も意地をみせ、第3ピリオド終盤に連続得点し、必死に白鴎大についていく。しかし、白鴎大は#19高を投入するなど札幌大に簡単に得点を許さず78-65で勝利。2回戦へと勝ち進んだ。　
　

　第1ピリオド、両チーム均衡したゲームを繰り広げる。白鴎大は前半、#13永野がインサイドで得点を挙げる。その後、#12後藤(彩)がリバウンドシュート等を確実に決め、リズムを掴む。対する札幌大は、中盤、#8水口が機敏にディフェンスの裏をつき、要所で得点。さらに終盤には#11深澤、#15細川が得点し追いつくと、#11深澤の3Pシュートでついに逆転。21-20と、札幌大がリードし、1ピリオド終了。　
　

　第2ピリオド、白鴎大は序盤、見事なパスワークから得点すると、観客を沸かし流れを引き寄せる。一方の札幌大は、#11深澤、#3吉田がリバウンドシュートをねじ込み、なんとか食い下がる。終盤、白鴎大は、#8宮崎が果敢にゴールに攻め込み得点すると、さらに#6田中が3Pシュートを決め、点差を10点とする。しかし、札幌大は#11深澤がジャンプシュートを決め、43-35。白鴎大がリードを奪い返し、前半を折り返す。　
　

　第3ピリオド、両チームともにシュートの精彩を欠き、得点が伸びない。白鴎大は#8宮崎のアシストや切れのあるドライブで上手くファウルを誘い、加点。対する札幌大は苦しい体勢でのシュートが多くなると、フリースローも決めきれず苦しい時間帯が続く。しかし終盤、#3吉田、#11深澤、#7藤原の連続得点で一気点差を詰めると、終了間際には#3吉田が3Pシュートを沈め、58-52。札幌大が点差を詰めて、最終ピリオドへ。　
　

　第4ピリオド、札幌大#11深澤がジャンプシュートを決め、開始20秒で4点差。しかし、引き離したい白鴎大は、#7落合を中心に持ち味である速い展開から加点していき、再び点差を12点とする。一方の札幌大はシュートは放つものの、これを決めきれない。#8水口のバスケットカウントでリズムを掴むかに思えたが、白鴎大#8宮崎、#6田中が3Pシュートを決め、相手を引き寄せない。札幌大は粘りを見せるものの、白鴎大#19高がゴール下に立ちはだかり得点できない。白鴎大は点差を守り、78-65で勝利。2回戦進出を決めた。