オールジャパン2011 第86回天皇杯・第77回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会

第86回天皇杯2回戦、中国地方を勝ち抜いてきたBeansとJBL2 2位のアイシン・エィ・ダブリュアレイオンズ安城の対戦。前半は一進一退の攻防を繰り広げて前半を折り返す。第3ピリオドから第4ピリオド序盤にかけアイシンAWが力強さを発揮しこのまま試合を決めるかと思われたが、Beansも意地を見せる。フリースローと3Pシュートで16点差を1点差まで詰める怒涛の追い上げを見せる。しかし、最後の最後で後一歩が出ず、無念の敗退。77-68とアイシンAWが辛勝し、3回戦進出を決めた。　
　
第1ピリオド、静かな立ち上がりを見せる両者。#4中村、#5中野を起点とするアイシンAWに対し、Beansは#29北本、#5廣本で対抗する。中盤、アイシンAWが#6伊與田を投入すると流れが変わり始める。#6伊與田は俊足を活かした守備と絶妙なアシストでチームを牽引し、18-13とアイシンAWが一歩抜け出す。しかし、Beansも#20河相で盛り返し、22-18。アイシンAW4点リードで第1ピリオド終了。　
　
第2ピリオド、Beansが#20河相の2本の3Pシュート、#6山根、#29北本が決め、28-25と逆転し勢いに乗る。そこからは逆転に次ぐ逆転という展開。アイシンAWは#9足立の3Pシュートで息を吹き返すと、Beansも#20河相がお返しの3Pシュートを決める。両者一歩も譲らず、外角中心の乱戦のまま時間が経過し、33-32とアイシンAWが1点をリードしたところで前半終了。　
　
第3ピリオド、開始早々アイシンAWに7-0と走られ、完全に出遅れたBeansは思うように得点が伸びない。苦しむBeansを尻目にアイシンAWは、#21鈴木、#7横本の奮起で勢いを増し、46-35と点差を二桁に広げる。終盤Beansも中に切り込み追い上げるが、55-44とアイシンAWが二桁点差をキープしたまま第4ピリオドへ。　
　
第4ピリオド、開始から、アイシンAWは#7横本、#4中村の活躍で62-46とこの日最大となる16得点差を奪う。窮地に追い込まれたBeansだったが、#29北本の連続ミドルから追い上げを開始。フリースローと3Pシュートで点差を縮め、勢いに乗る。アイシンAWは#6伊與田が一人奮闘するも、後が続かない。Beansは追い上げを続け、残り2分6秒には#6山根の速攻で68-69と1点差まで肉薄。しかし、反撃もここまで。その後は要所でミスが重なり、追いつくことができない。逆にアイシンAWにファウルで得たフリースローを確実に沈め、77-68で勝利。3回戦へ駒を進めた。