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FIBA女子バスケットボールワールドカップ2022予選 直前合宿実施中「スペシャリストを選考」恩塚亨ヘッドコーチ
2022年1月24日
恩塚亨ヘッドコーチ
2月10日 (木)より大阪府のおおきにアリーナ舞洲にて開幕する「FIBA女子バスケットボールワールドカップ2022予選(以下ワールドカップ予選)」へ向け、AKATSUKI FIVE 女子日本代表は1月17日(月)から強化合宿を実施。日本(FIBAランキング8位)、カナダ(同4位)、ベラルーシ(同11位)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(同27位)の4チームが大阪に集まり、上位3チームが今年9月22日よりオーストラリアで開催される「FIBA女子バスケットボールワールドカップ2022」への出場権が与えられます。目標はもちろんその切符を手にすることです。
既報どおり、女子日本代表候補選手19名を選出した恩塚亨ヘッドコーチは、「スペシャリスト」を選考基準としました。
「何か特別に秀でた力を持つ選手、または総合力が高い選手を選考しました。チームを作り込む時間があまりないので、スペシャリストの力を生かすことを考えています」
5連覇を果たした「FIBA女子アジアカップ2021」でキャプテンを任された林咲希選手(ENEOSサンフラワーズ)がそのまま続投。副キャプテンには、東京2020オリンピックまでキャプテンだった髙田真希選手(デンソー アイリス)がチームを支えます。このようにアジアチャンピオンになったアジアカップメンバーと、銀メダルに輝いたオリンピックメンバーを融合させ、最強チームを率いてワールドカップ予選に挑みます。加えて、リオデジャネイロオリンピックに出場した渡嘉敷来夢選手(ENEOSサンフラワーズ)や近藤楓選手(デンソー アイリス)も復帰。新たに恩塚ヘッドコーチ体制となり、初招集されたベテラン選手たちが率先してアジアカップメンバーに学ぶ姿勢を示してくれたことで、「若い選手たちに自信を与えることにもつながっています」と恩塚ヘッドコーチは感謝し、早くも良いケミストリーが生まれています。
恩塚ヘッドコーチが掲げる「世界一のアジリティー」を武器とし、「素早い判断でより良い選択をし、相手のディフェンスがついてこられないような状況を作り、より優位にプレーをすること」が女子日本代表の戦術です。大阪で開催されるワールドカップ予選で最高のパフォーマンスを披露するために、「まずはチームの原則を落とし込み、こういうときにはこういう動きをするという場面設定をたくさん行いながら、共通理解を持てるように練習しています」。世界一のアジリティーを表現できたときは、「選手自身が瞬時に、合理的で息の合ったプレーをポジティブなマインドで表現し続けられるようになります」というスタイルを恩塚ヘッドコーチは思い描きながら、強化を進めています。