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マンツーマン推進の運用における変更点について
2017年12月18日
当協会では、「プレイヤーズファースト」を尊重した、目先の勝利に捉われない長期的視点に立った指導の推進をし、バスケットボールを楽しみ、打ち込める環境作りと、日本全体の競技力の向上を目指し、「アンダーカテゴリー(15歳以下)でのマンツーマン推進(=ゾーンディフェンス禁止)」に取り組んでおります。
この度、マンツーマン推進の目的の一つである“プレイヤーズファーストの観点で選手が育成世代において最大の成長を見せ、将来の基礎を学ぶことができる”という観点から、一部運用における見直しを行うこととなりましたのでお知らせいたします。
なお、本施策の導入にあたっては、指導者のみならず、バスケットボールをプレイする子どもたちの保護者の理解も必要不可欠です。バスケットボールに関わる指導者、保護者を含めた関係者の皆様方には本取り組みの趣旨をご理解賜りますよう、引き続きご協力のほど、よろしくお願いいたします。
■マンツーマン推進の運用における変更点
【変更内容】
①、②はU15(中学)カテゴリーのみ、③はU12(ミニ)・U15(中学)カテゴリーの両方において変更する。
①「マンツーマンディフェンスを行っている前提において、予測に基づくプレイとコミッショナーが判断した場合は、基準規則違反とは見なさない。」 ⇒U15(中学)カテゴリーのみ
<補足>
・「予測に基づく」とは、予測の根拠となる動きがあることを示す。
・マークマンを意識せずにエリアを守ることはマンツーマンの趣旨に反するため許されない。
・ミニバスケットボールにおいては本内容は適用しないが、下記③の通り、制限区域内のみで予測に基づいてボールを持っていないオフェンス側プレイヤーをトラップすることは許される。
※U15(中学)年代では、バスケットボールの経験値、技術、バスケットボールの理解度も上がることから、選手自身の予測を伴うプレイを許容する。但し、U12(ミニバスケットボール)年代では、バスケットボールを学ぶ入口であることであり、基礎を身に付けることが優先であるため適用しない。
②「ボールを保持しているプレイヤーへのトラップは許される。」 ⇒U15(中学)カテゴリーのみ
<補足>
・U15(中学)年代では、ドリブルの有無、ボールマンへの距離に関係なく、全ての場面においてボールを保持している選手へのトラップは許される。
・但し、マンツーマンディフェンスを行なっている中でトラップすることが前提であり、トラップ解消後はマークマンに戻らなければならない。
③「制限区域内において、予測に基づいてボールを持っていないオフェンス側プレイヤーをトラップすることは許される。」 ⇒U12(ミニ)・U15(中学)カテゴリー両方
【導入時期】
●U15(中学)
2017年度:「第31回都道府県対抗ジュニアバスケットボール大会2018」において導入する。上記以外の大会においては、大会主催者の判断に委ねる。
2018年度:完全実施
●U12(ミニ)
2017年度:
「第49回全国ミニバスケットボール大会」においては導入しない(改定前のルールにて実施)。上記以外の大会においては、大会主催者の判断に委ねる。
2018年度:完全実施