JBA公式Facebook JBA公式Twitter JBA公式LINE JBA公式LINE

ニュース

平成28年度U-14ナショナルジュニアユース育成キャンプ 第4回キャンプ開催報告

2017年1月6日

ポールを使って、体の細かい使い方を学ぶ選手たち

男女とも最後まで全員で今年度のキャンプを走りきった

 12月16日(金)~18日(日)の3日間、味の素ナショナルトレーニングセンターにおいて、平成28年度U-14ナショナルジュニアユース育成キャンプの第4回キャンプを開催しました。

 今回、男子のスキルトレーニングを担当した鈴木 良和コーチは、「私が担当しているU-12、U-13よりも学年が上ということもあって、一人ひとりがしっかりしているし、話もよく聞いてくれました。良い形でキャンプが進められたと思います」と振り返ります。

 練習内容はスクリーンプレイを利用したモーションオフェンスなど、これまでも選手たちが積み重ねてきたものでしたが、そこに細かい体の使い方や、練習に取り組む姿勢など鈴木コーチが得意とする分野の練習や言葉をプラスしていました。
「私は彼らと同じ日本人で、日本でバスケットをやってきて、日本の教育を受けてきました。そのなかで私が彼らに何で貢献できるかといえば、これからバスケットで世界と戦っていくときに必要な考え方を、ロイブルコーチとは違う角度から伝えられるのではないかと思い、スキルに加え、そうしたことも伝えていきました」

 さらに、鈴木コーチはこう続けます。
「子どもたちは、同じ言葉を聞くとしても、いつ、どこで、誰に聞いたかがすごく大事です。中身が同じでも、毎日指導されている部活動のコーチが言うのではなく、味の素NTCに来て、世界を目指しているコーチから『世界で戦うとはこういうことなんだ』と聞くと、頭への入り方も違ってくるのです」

 体の使い方も、鈴木コーチが「こうしたスキルを指導したい」と言えば、フィジカルトレーニングを担当する佐藤 晃一パフォーマンスコーチが、それをするための体の使い方を練習の導入部分で紹介するなど、緊密な連携を取って練習を進めていました。

 田中 力選手(神奈川県・横須賀市立坂本中学校 2年)は、「これまで体をもっとうまく使いたいと思っていて、でも自分ではどうしたらよいのか、わからなかったので、今回そういう視点で練習をしてくれて、すごく良かったです」と笑顔を見せます。

 一方の女子は萩原 美樹子コーチの下、まずは前回までの復習をしました。その後、こちらも男子同様にオンボールスクリーンを使ったモーションオフェンスの最終段階へと進んでいきました。
 練習を終えて萩原コーチは「すごく上手になっていると思います。このキャンプの成果、と言いたいところですが、それ以上に今が彼女たちにとって一番伸びる時期でもあるからかもしれません。それでも第1回キャンプで見たときにドリブルやシュートがおぼつかなかった子が、今回『前を向いてアタックをしよう!』と言えば、しっかりと応えてくれていました」とキャンプへの手応えを感じていました。

 ハーフコートで行なわれる基本的な2メンモーションオートマティックと3メンモーションオートマティックについても、選手たちの理解度が早く、最後はそれを総合した形にまで発展させることができました。

 日野 華希選手(愛知県・弥富市立弥富北中学校 2年)は、「オンボールスクリーンのときに、ユーザーとしてどうドライブをしていけばよいのかが、これまではわかりませんでした。でもこのキャンプでその指導を受けて、すごくわかりやすかったです。これをチームに持ち帰って、実践していきたいと思います」と今後への意気込みも語ってくれました。

 鈴木コーチが言ったように、味の素ナショナルトレーニングセンターという施設で、世界を相手に戦っているコーチやスタッフから、国際的なバスケットの流れを教わり、国際大会で通用するプレイを学んだ選手たちですが、大切なのはこれからです。鈴木コーチは最後に選手たちへこう伝えていました。「よい選手とは周りによい影響を与える選手である」と。

 それはいみじくも萩原コーチが語った、選手たちに臨む今後と重なります。
 「ナショナルの育成キャンプに来ているわけですから、将来的には日本代表に名を連ねてほしいですが、第1回キャンプで山本 明 技術委員会ユース育成部会長が言ったように『応援される選手になってほしい』。たとえ将来、日の丸を背負わなくても、今年度の14歳以下のトップ20に選ばれて、味の素ナショナルトレーニングセンターでトップの指導を受けたわけですから、その選手としての自尊心を持ち続けて、周りによい影響を与えられる選手になってほしいです」

 U-14ナショナルジュニアユース育成キャンプは一つのステップです。この経験を生かして、次につなげることこそが日本のバスケットボールをより強く、高く飛躍させます。
 参加選手たちは最後まで前向きに取り組んで、全4回のキャンプを無事に終了しました。

 
■平成28年度U-14ナショナルジュニアユース育成キャンプ
 第4回キャンプ 主な実施プログラム

■1日目 12月16日(金) 午後
【男子】
・クリニックⅠ
・スクリメージ
【女子】
・クリニックⅠ
・ビデオセッション

■2日目 12月17日(土) 午前
【男子】
・朝練習(シューティング)
・クリニックⅡ
【女子】
・クリニックⅡ

■2日目 12月17日(土) 午後
【男子】
・クリニックⅢ
・ビデオセッション
【女子】
・クリニックⅢ
・クリニックⅣ

■3日目 12月18日(日) 午前
【男子】
・朝練習(シューティング)
・クリニックⅣ
【女子】
・クリニックⅤ

※活動の様子はフォトギャラリーにてご覧ください。