JBA公式Facebook JBA公式Twitter JBA公式LINE JBA公式LINE

ニュース

平成28年度U-13ナショナルジュニアユース育成キャンプ 第4回キャンプ開催報告

2016年12月15日

「起承転結」で構成された平成28年度U-13ナショナルジュニアユース育成キャンプが終了

キャンプ最終日にはスクリメージで集大成を発揮

 12月9日(金)~11日(日)の3日間、味の素ナショナルトレーニングセンターにおいて、平成28年度U-13ナショナルジュニアユース育成キャンプの第4回キャンプを開催しました。
 「起承転結」で構成されている「結」の最終回は、前回学んだ4on4をベースにしながら、選手自身に気付かせ、発見させるように自主性を促していきます。

 ユース世代を育成する一環とし、「人間力」をテーマに掲げ、これまでキャンプを進めてきました。鈴木 良和コーチは、「日本の子供たちは、言われたことはきちんとやりますが、自分から考えて工夫したり、率先して良くするように責任を負うことがなかなかできません。言われたことさえやっていれば良いのではなく、もっと自分から練習を良くしたり、工夫していくことなど、自分次第でいくらでも良くなること」をキャンプを通じてメッセージとして伝えています。4on4の練習の中で、選手たちはゴールを決めるために様々な工夫をしながら表現していました。「全ての答えを与えるのではなく、選手たちが発見することを促しており、自律するためには大事な課程です。U-13でそこを教えて、選手たちが表現してくれたのは良かったことです」と鈴木コーチを喜ばせています。

 4on4や5on5の練習時には、オフェンスの選手同士の間隔を5m空けることをキープさせ、スペースを意識させます。ポイントガードの近藤 京選手(秋田県・三種町立山本中学校 1年)は、「スペースが空いている時は自分で攻めたり、ヘルプのディフェンスが寄ってきたらシューターやポストにパスで合わせることをしっかり判断できるようにしていきたいです」と課題点を挙げました。

 技術とともに、リーダーシップを発揮する選手が徐々に台頭してきたのも一つの成果です。
 「最初はユーモラスなキャラクターで盛り上げていましたが、『そのエネルギーをみんなを引っ張る方に使ってみろ』と話したところ、しっかりと応えてくれました」と鈴木コーチの声に反応したのは、齊藤 翔吾選手(東京都・実践学園中学校 1年)です。「所属チームに戻ってからも、もっと練習を盛り上げて、U-13キャンプよりも何倍もより良い練習ができるようにリーダーシップを取っていきたいです」と齊藤選手はさらなる意欲を見せていました。

 キャンプで学んだことを、今後も継続していくことが一番重要です。「選手たちが所属チームに戻った後の日常を変えることができれば最高です。それぞれチームの環境や状況は違うので難しいところもありますが、このキャンプに参加した自分と、それまでの自分ではやっぱり日常の練習から取り組む姿勢や質が絶対に変わりました。その質の変わった毎日を継続することで、選手たちはこの先、ポジティブに成長していってもらえれば良いですし、そういう思いで練習をしてきました」と鈴木コーチは話し、さらなる成長に期待しています。

 閉講式時、アドバイザーを務めたトーステン・ロイブル コーチが、ご自身の13歳の頃の話を紹介してくれました。
 「ドイツのU-13代表合宿に呼ばれましたが、その時に大きいだけの初心者が一緒でした。全くの初心者で、今の君たちよりも技術は劣っていたでしょう。でも、彼は常に努力していました。必ず一番最初に体育館に来て、出て行くのは一番最後。分からないことがあればコーチやチームメイトに何でも聞いていました。彼の名はダーク・ノビツキー。NBAダラス・マーベリックスの選手であり、2011年にはNBAチャンピオンとなり、MVPも獲得しました。現在、NBAにおいて総得点数は歴代6位(29,552点/12月12日現在)。しかし、当時の彼がそんなすごい選手になるとは誰一人思っていませんでした。彼は努力してシュートという武器を手にしたことで、今の活躍があります。君たちにはトップに行く能力は備わっています。しかし、能力だけでは上には上がれません。その能力をどう伸ばして行くかは、これからの君たち自身の努力次第です」

 可能性ある選手たちが努力を続けた先に、来年開催されるU-14キャンプに再び招集される機会が待っています。4回のキャンプで全国に仲間ができました。近藤選手は、「今回だけで終わってしまっては悲しいので、今後のU-14やU-16でもまた一緒にプレイできるように頑張ります」と再会を誓いました。感謝の気持ちを忘れず、学んだことを継続し、再び味の素ナショナルトレーニングセンターで会える日を楽しみにしています。

 
■平成28年度U-13ナショナルジュニアユース育成キャンプ
 第4回キャンプ 主な実施プログラム

■1日目 12月9日(金) 午後
・プレワークアウト
・クリニックⅠ:コーディネーションとシュート技術
・講義

■2日目 12月10日(土) 午前
・朝練習(シューティングドリル)
・プレワークアウト
・クリニックⅡ:認知・判断とパスのファンダメンタルズ

■2日目 12月10日(土) 午後
・トレーニング講話
・男子 マンツーマンディレクター会議デモンストレーション
・女子 クリニックⅢ:1on1とドリブルのファンダメンタルズ

■3日目 12月11日(日) 午前
・朝練習(シューティングドリル)
・プレワークアウト
・クリニックⅣ:ディフェンスファンダメンタルズ

※活動の様子はフォトギャラリーにてご覧ください。