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平成28年度ジュニアユースアカデミーキャンプ 第2回キャンプ開催報告

2016年11月18日

フィジカルトレーニングのなかで正しい体の使い方を習得する

教わったことをスクリメージのなかでトライする選手たち

 11月4日(金)~11月6日(日)の3日間、味の素ナショナルトレーニングセンターにおいて、平成28年度ジュニアユースアカデミーキャンプの第2回キャンプを開催しました。  

 中学生年代から世界に通用する選手を育成する本キャンプでは、個人スキルやチーム戦術の基本を身につけることはもちろん、成長過程にある選手たちの身体を正しく、強く使うフィジカル面での指導も行なっています。

 フィジカル面でのトレーニング等をメインで指導するのは、昨季、NBAのミネソタ・ティンバーウルブズで、選手のパフォーマンス等を管理・監督するスポーツパフォーマンス ディレクターを務めるなどの豊富な経験をもつ、佐藤 晃一パフォーマンスコーチです。

 佐藤コーチは、同キャンプの参加者について、「自分がやっていることと、実際に起こっている事象との区別がまだまだできていません。たとえば『デッドリフト』というエクササイズは本来股関節から曲げるものなのですが、選手たちは股関節で曲げているつもりでも、腰から曲がっていることがあります。そうした区別がまだわかっていないのです」。

 フィジカルトレーニングと聞くと、重りを使ったウェイトトレーニングを思い起こす方もいるでしょう。もちろん、彼らも成長するにしたがってウェイトトレーニングをしていくわけですが、その際に「正しい体の動かし方」ができていなければ、結果として怪我につながってしまいます。そうならないためにも現時点で体を正しく動かす感覚を身につけなければいけないと、佐藤コーチは考えるわけです。
「多分、彼らはこれまでそんなことを考えたこともなかったでしょう。ですが、このキャンプに参加することで、一度そのことをしっかりと考えてもらいたいのです」。

 佐藤コーチが用意したエクササイズは、そうした正しく体を使うことへの意識を高く保ちながら行うメニューもあれば、あまり意識しなくてもできるメニューも用意され、選手たちが混乱しないようにプログラムされています。そうすることで選手たちも大切なことをより吸収しやすくなるからです。

 そうして正しい体の動かし方を身に付ければ、フィジカルの強さだけでなく、スキルアップにもつながると佐藤コーチは言います。
「ディフェンスの姿勢やドリブルの姿勢で、背中が曲がっている選手はきちんと動くことができないでしょうし、腰から曲がっていても、やはりきちんと動くことはできません。これは中学生だけでなく、すべての選手が意識しなければいけないところでもあるのです」。

 佐藤コーチは「アスリートは24時間アスリートであるべきだ」とも言います。それはつまり日常生活でも姿勢を正しく保っておくことが、スポーツのパフォーマンスにもつながるというわけです。

 キャンプに参加した関矢 透弥選手(新潟県・魚沼市立広神中学校 3年)は、新潟県選抜の一員として、3月に行われた「JX-ENEOS 第29回都道府県対抗ジュニアバスケットボール大会2016」で優勝を経験した選手です。その経験から「さらに全国レベルでプレイしてみたい」と本キャンプに応募しました。そんな関矢選手でも普段はフィジカルトレーニングをしていないと言います。「とてもキツイけど、トレーニングをやることによって、今後の自分にとって良い方向に影響してくると思うので、自分に厳しく取り組んでいます」と、苦しささえ前向きに捉えます。

 また、吉田 凛選手(茨城県・つくばみらい市立小絹中学校 3年)は、「とにかくつらいです。それしか言葉がありません」と苦笑いを見せます。194cmと今年度のキャンプで最も身長の高い吉田選手ですが、「高校にいけば高さでは通用しなくなるはずだから、フィジカルトレーニングで体をしっかり鍛えて、すべてのポジションでプレイできるように頑張りたい」と、決して下を向きません。

 さらに今回のキャンプで一番声を出し、チームの雰囲気を盛り上げていたのは深田 怜音選手(静岡県・浜松学院中学校 3年)も、「練習はキツイですけど、日本代表になるためにはこれくらいのことはしておかなければダメだと思っています。キツくても必死に声を出して、コーチの言ったことをやり通すことを心がけています」と言います。深田選手は普段も週に2回トレーニングを行なっているそうですが、それでもやはり佐藤コーチが準備したエクササイズは「キツかったです」と振り返ります。

 彼らにとっては重りを使った肉体的に厳しいと感じるメニューもありますが、佐藤コーチが求める「正しい体の動かし方」を身につけることで、彼らのパフォーマンスはさらに向上し、将来的には日本代表への道も開いていきます。
 スキルや戦術だけでなく、パフォーマンスアップのエクササイズまで、多岐に渡るプログラムが組まれている本アカデミーの第3回キャンプは、12月16日(金)~18日(日)の3日間で開催します。

 
■平成28年度ジュニアユースアカデミーキャンプ
 第2回キャンプ 主な実施プログラム

■1日目 11月11日(金) 午後
・プレワークアウト
・スキルトレーニング
・フィジカルトレーニング
・スクリメージ

■2日目 11月12日(土) 午前
・朝練習(シューティングドリル)
・プレワークアウト
・スキルトレーニング

■2日目 11月12日(土) 午後
・プレワークアウト
・スキルトレーニング
・フィジカルトレーニング
・栄養講習
・講習(心理)

■3日目 11月13日(日) 午前
・朝練習(シューティングドリル)
・プレワークアウト
・スキルトレーニング

<練習メニュー 一部紹介>
・第2回キャンプ ダイジェスト映像

※活動の様子はフォトギャラリーにてご覧ください。