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【重要】マンツーマンディフェンスの推進における基準規則および基準規則・補足解説の一部改定のお知らせ
2016年10月13日
当協会(JBA)では、昨年8月より、「アンダーカテゴリー(15歳以下)でのマンツーマンディフェンス推進(=ゾーンディフェンス禁止)」について取り組んでおります。
この度、「マンツーマンディフェンスの基準規則」および「マンツーマンディフェンスの基準規則・補足解説」の内容を一部改定しましたので、下記の通りお知らせいたします。
なお、本施策の導入にあたっては、指導者のみならず、バスケットボールをプレイする子どもたちの保護者の理解も必要不可欠です。バスケットボールに関わる指導者、保護者を含めた関係者の皆様方には本取り組みの趣旨をご理解賜りますよう、引き続きご協力のほど、よろしくお願いいたします。
■「マンツーマンディフェンスの基準規則」改定内容
(1) 基準規則違反の罰則に以下の赤字・下線部分を追加。
(ゲームの勝敗が決した場合のテクニカル・ファウルの適用を除外。但し、リーグ戦など得失点差が影響する場合を除く。)
※基準規則違反の罰則
ゲーム中はコミッショナーがマンツーマンディフェンスを監督・管理する。
コミッショナーがマンツーマンディフェンスの基準規則違反を察知した時は、審判に合図し(旗を振る等)、その直後のゲームクロックが止まった際に、審判は両チームのコーチをTO席前に招き、コミッショナーから内容説明をした後に、審判が警告を与える。
(タイムアウトではないので、選手はコート上にて待機させる。コーチから選手に説明する時間が必要な場合、TO席前にコート上の5人の選手を集め、速やかに説明を行う。)
その後の基準規則違反は、ベンチ(コーチ)のテクニカル・ファウルが適用される。
【注1】
各ピリオド(延長時限を含む)の終了間際に違反行為が生じ、コミッショナーの旗(赤色)が上がり、そのままゲームクロックが止まらずに各ピリオドが終了した場合、その警告および罰則はすべて有効とする。
但し、トーナメント戦の第4ピリオドまたは各延長時限の終了時において、テクニカル・ファウルの罰則によるフリースローを行っても勝敗に影響がない場合は、テクニカル・ファウルを適用しない。なお、但し以降は、ミニバスケットボールにおいては適用しない。
<勝敗に影響がない場合>
・第4ピリオドまたは各延長時限の終了時において、得点の多いチームにフリースローが与えられる場合
・第4ピリオドまたは各延長時限の終了時において、得点の少ないチームにフリースローが与えられるが、得点差が2点以上離れている場合
【注2】
ゲーム終了間際(第4ピリオド・延長時限)残り2分を切ってからの違反行為(赤色の旗・警告)については、1回目の警告でもテクニカル・ファウルの対象とする。但し、ミニバスケットボールにおいては適用しない。
また、各運営団体の定める取り決めに従い、研修を重ねること。
■「マンツーマンディフェンスの基準規則・補足解説」改定内容
(1) 「◆マンツーマンディフェンスの見分け方」を一部修正。
(オンボールディフェンスの距離は「マンツーマンディフェンスの基準規則」に最大1.5メートルと記載されているため削除。また、スローインするオフェンスプレーヤーに対するマッチアップについて追記。)
※◆マンツーマンディフェンスの見分け方
・マンツーマンの意識がある。(声のサイン・手のサイン・アイコンタクト・ポジション等)
・ボールや相手とともに動いている。
・相手チームのフロントコート内のマッチアップエリア付近からはマンツーマンディフェンスを始めている。
(オールコート、ハーフコート等ディフェンスをし始める位置を定めない。)
・オンボールのマッチアップは1.5m以内を目安とする。(マッチアップエリア以外においては、スローインも含め、1.5m以内は当てはまらない。)<削除>
・マッチアップエリア以外において、チームとして個々のオフェンスに対してピックアップするディフェンスを行う場合は、スローインするオフェンスにマッチアップしなければならない。
(2) 「マンツーマンディフェンスの基準規則」および「同・補足解説」におけるトラップの定義を追記。
※「マンツーマンディフェンスの基準規則」および「同・補足解説」におけるトラップの定義:
ボールをスティールできる距離における数的優位な守り方
※更新後の「マンツーマンディフェンスの基準規則」「マンツーマンディフェンスの基準規則・補足解説」の全文、および本施策の詳細については、「マンツーマンディフェンスの推進 特設ページ」をご確認ください。
※基準規則・補足解説や関連動画など、変更・追加になる場合がございますので、適宜ご確認いただきますようお願いいたします。