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平成28年度U-13ナショナルジュニアユース育成キャンプ 第2回キャンプ開催報告

2016年10月7日

良いプレイ、良い練習ができたときはおのずとハイタッチの輪ができてきた第2回キャンプ

数名のグループに分かれた練習では、コーチ陣が細かく動きをチェックしていく

 9月30日(金)~10月2日(日)の3日間、味の素ナショナルトレーニングセンターにおいて、平成28年度U-13ナショナルジュニアユース育成キャンプの第2回キャンプを開催しました。

 2週間前に第1回キャンプを行なった選手たちは、キャンプの雰囲気や全国から集まる選手たちとの関係、会場となる味の素ナショナルトレーニングセンターにも慣れてきました。しかしそこに落とし穴がありました。キャンプ初日のウォーミングアップで鈴木 良和コーチから「今やったウォーミングアップのドリルで目標とする回数に届かなった者は帰っていい!」と厳しく叱責されたのです。

「みんなは意識が低すぎる。たった30分のウォーミングアップだが、そこに全力を出しているか?これから日本代表などの選抜チームに選ばれようと思えば、いつそのチャンスが来るかわからない。常にベストな準備をした者だけが、そのチャンスを掴むんだ。技術が上手いだけでは選ばれないんだぞ。何となくという感覚で準備をしてはいけない」(鈴木コーチ)
 この一言で選手たちは気持ちを引き締め直し、3日間の練習に励みました。

 今回のキャンプを、鈴木コーチは「起承転結」の「承」と言います。
「『起』となる1回目のキャンプでは、『練習はやらされるものでなく、自分でうまくなるためのものだぞ』とか、『3日間のキャンプだけでうまくしてもらおうと考えるのではなく、地元に持ち帰って練習するためのキャンプなんだぞ』という意識の持ち方を紹介していきました。今回は1回目のキャンプで紹介した意識を改めて引き出すキャンプです。ですので、練習内容としては前回の延長線上、もしくは同じことの繰り返し、意識の部分をより深めていきました」
 これはU-12やU-14も通じることで、キャンプごとにコンセプトやテーマが変わることはありません。一貫したコンセプト、テーマのなかで、選手たちの習熟度を見ながら、練習に変化を加えたり、強度を徐々に上げていきます。

 実際、コーディネーショントレーニングやファンダメタルドリルは前回やったことを復習し、少しずつ難易度を上げていきました。例えばドリブルであれば、タイマーのメトロノーム機能を使い、速いテンポで打たれるブザー音に合わせてドリブルを突いていくドリル。オープンスタンスをキープしたまま前後左右にスペースを作るドリブルスキルも紹介されました。選手たちは慣れない動きに四苦八苦しながらも、徐々に感覚を掴んでいきます。

 キャンプを視察していた男子日本代表チームの長谷川 健志ヘッドコーチも、「キャンプで紹介されているスキルを中学生のころから身につけておくことは、彼らの将来につながる技術で、とてもよいものだと感じました」と話します。
「今の日本にはアタックをしてペイントエリア内にボールを進められる選手が少ないんです。1対1の力はもとより、オンボールスクリーンを使うスキルもまだまだです。それができるようなスキルを、男子で言えば190cmを超えるような選手たちができるようにしてほしい。そうでなければ、いくら身長の大きな選手を日本代表に入れても、戦術として成り立たないからです。中学生のうちに細かなドリブルスキルなどを身につけておき、徐々に強度や精度を上げていけば、将来的にはプレイや戦術のバリエーションがもっと増えていきます」

 キャンプを終えた曽布川 翔月選手(静岡県・浜松学院中学校 1年)は、「前回と比べて、周りのみんなのレベルが上がっていて、遅れてはいけないと思って一生懸命取り組みました。1回目のキャンプを終えて自分なりに練習をしてきましたが、今回はうまく出せなかったです」と振り返ります。

 また、関 遥花選手(新潟県・新潟市立新潟柳都中学校 1年)も、「前回とは少し違ったレベルのドリルなどがあってすごく勉強になりました。将来は渡嘉敷 来夢選手(JX-ENEOSサンフラワーズ)のような、中でも外でも活躍できる、いろんなプレイができる選手になりたい」と言います。
 渡嘉敷選手が中学生のころにはなかったU-13というカテゴリーでのキャンプを通じ、いかに多くのことを――技術だけでなく、意識なども含めて学び、それらを日々の練習や生活の中で継続して取り組めるかが重要になってきます。

 厳しい声をかける場面もありましたが、鈴木コーチは「全体的には第1回キャンプよりよくなっています」と実感します。第1回より第2回、第2回より第3回となるべく、選手たちは日々の練習に取り組んでくれるはずです。
 第3回キャンプは11月4日(金)~6日(日)の3日間で行われます。

 
■平成28年度U-13ナショナルジュニアユース育成キャンプ
 第2回キャンプ 主な実施プログラム

■1日目 9月30日(金) 午後
・プレワークアウト
・クリニックⅠ:コーディネーションとドリブルファンダメンタルズ
・フィジカル測定(男子のみ)
・スポーツパフォーマンス講義

■2日目 10月1日(土) 午前
・朝練習(シューティングドリル)
・プレワークアウト
・クリニックⅡ:認知・判断とパスのファンダメンタルズ

■2日目 10月1日(土) 午後
・プレワークアウト
・クリニックⅢ:1on1エリア2とエリア3のファンダメンタルズ
・講義

■3日目 10月2日(日) 午前
・朝練習(シューティングドリル)
・プレワークアウト
・クリニックⅣ:ディフェンスファンダメンタルズ

※活動の様子はフォトギャラリーにてご覧ください。