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女子ユニバーシアード日本代表:結団式を経て、本日ナポリへ出発!目指すは前回大会を上回る『金メダル』
2019年6月29日
世界基準に意識を高めてチームを引っ張る髙田 静キャプテン
「全てをぶつけてきます」と意気込むアイメレク モニィーク選手
女子ユニバーシアード日本代表チームは7月3日 (水)〜14日 (日) の期間、イタリア・ナポリで開催される「第30回ユニバーシアード競技大会 (2019 / ナポリ)」へ向け、6月28日(金)に国内での最終調整を行いました。その後、日本オリンピック委員会(JOC)が主催する日本代表選手団の結団式に参加。本日6月29日(土)、開催地であるイタリア・ナポリへと出発します。
(※今大会については、男子ユニバーシアード日本代表チームの派遣はありません)
これまでチャイニーズ・タイペイ遠征やWリーグチームに胸を借りながら、実戦形式の強化を積んできました。佐久本智ヘッドコーチは、「高い位置からディフェンスでプレッシャーをかけて、速い展開に持ち込めることは練習試合でも見えました。それを40分間通してできれば、目指すバスケットができるという手応えは感じています」。しかし、「60点台と得点が伸びなかったので、3Pシュートの確率やオフェンスの回数を増やしていく必要があります」と精度を高めていかなければならない点を課題として挙げました。
キャプテンの髙田 静選手 (JX-ENEOSサンフラワーズ)も「今年は合宿の日数が少なく、まだまだチームとしてひとつになりきれていません」と感じています。「大きな海外の選手に対し、リバウンドでのボックスアウトがまだ徹底できていないので、そこの意識を高めていくことが大事です」と話しており、世界基準に近づけるように練習中から声をかけていました。
これまで候補選手に名を連ねながら、最終メンバーに残ることができなかったアイメレク モニィーク選手 (東京羽田ヴィッキーズ)。はじめて女子ユニバーシアード日本代表に選出され、「これまでの悔しい気持ちや今回選ばれたうれしい気持ちの全てをぶつけてきます」と意気込みを語ります。今春よりWリーグチームの東京羽田に入団し、「まだ数ヶ月ですが、練習に参加してきたことで、昨年よりも体の当たりに対して負けていないと感じました」とレベルアップしています。
前回大会で過去最高位となる銀メダルを獲得した女子ユニバーシアード日本代表にとって、目指すは金メダルです。現在のチャンピオンであるアメリカと、大会直前に練習試合が予定されています。「受け身になることなく、チャレンジャーとして思い切ってみんなで強気にプレーしていけるようにしたいです」と髙田キャプテンは言い、全てをぶつけて現在地を知ることが重要です。
予選リーグはチェコ、ハンガリー、ウクライナと長身のヨーロッパ勢との対戦が続きます。佐久本ヘッドコーチは、「サイズが大きいですが、スピードでは日本の方が上回っています。全員で守ってしっかり走れば、勝機は見出せます」と日本のスタイルを信じて戦うだけです。「一人ひとりが金メダルを獲得する意識を強く持つことが重要です。その目標に向かって、全員で戦うことが大きな力になります」とモニィーク選手が言うように、チーム一丸となって金メダルに挑みます。
■ 2019年度バスケットボール女子ユニバーシアード日本代表チーム
【大会概要】
大会名称:第30回ユニバーシアード競技大会 (2019 / ナポリ)
期間:2019年7月3日 (水)〜14日 (日)
※バスケットボール競技 (女子) 実施期間は7月3日 (水)〜10日 (水)
開催地:イタリア・ナポリ
予選グループ
【プールA】ウクライナ、チェコ、ハンガリー、日本
【プールB】ポーランド、ルーマニア、ロシア、アルゼンチン
【プールC】アメリカ、チャイニーズ・タイペイ、スロバキア、メキシコ
【プールD】中国、フィンランド、オーストラリア、カナダ
【スタッフ】
チームリーダー 野寺 和彦 (玉川大学)
ヘッドコーチ 佐久本 智 (JX-ENEOSサンフラワーズ)
アシスタントコーチ 木下 佳子 (日本体育大学)
アシスタントコーチ 柏倉 秀徳 (筑波大学)
マネージャー・通訳 田邊 広子 (トヨタ自動車 アンテロープス)
ドクター 宇土 美於 (多摩北部医療センター)
トレーナー 古澤 美香 (株式会社リニアート)
トレーナー 山本 愛乃 (帝京大学)
テクニカルスタッフ 梅津 ひなの (公益財団法人日本バスケットボール協会)
【選手】 ※氏名表記は「姓・名」の順
松本 愛美 (SG / 富士通 レッドウェーブ)
髙田 静 (PG / JX-ENEOSサンフラワーズ)
田中 真美子 (C / 富士通 レッドウェーブ)
渡部 友里奈 (SG / デンソー アイリス)
アイメレク モニィーク (PF / 東京羽田ヴィッキーズ)
永田 萌絵 (SF / 東京医療保健大学 4年)
軸丸 ひかる (PG / 白鷗大学 4年)
岡田 英里 (PG / 東京医療保健大学 4年)
中田 珠未 (PF / 早稲田大学 4年)
佐坂 樹 (PF / 白鷗大学 4年)
藤本 愛妃 (PF / 東京医療保健大学 4年)
佐藤 由璃果 (SF / 筑波大学 3年)
※所属は2019年6月10日現在
※ポジション (P) : PG-ポイントガード、SG-シューティングガード、SF-スモールフォワード、
PF-パワーフォワード、C-センター