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公益財団法人日本バスケットボール協会 会長の辞任および会長職務代行の選任について

2014年10月24日

 去る10月23日(木)に開催しました当協会 平成26年度臨時理事会において、深津 泰彦会長(理事)の任を辞することを申し出、退任いたしました。これに伴い、同日開催の臨時理事会にて、当面の会長職務代行として丸尾 充副会長を選任いたしました。
 つきましては、下記のとおりお知らせいたします。

■辞任
会 長  深津 泰彦
(旧職着任:平成26年6月21日/在職期間:4カ月2日)
※コメントは以下のとおり

■会長職務代行
副会長  丸尾 充
※コメントは以下のとおり

【深津 泰彦 前会長のコメント】
「皆様方におかれましては、日頃より公益財団法人日本バスケットボール協会(JBA)の活動にご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。
 さて、私こと、本日のJBA臨時理事会にて会長の任を辞することを申し出、退任いたしました。
 今回、JBAは国際バスケットボール連盟(FIBA)から①JBAのガバナンス確立、②男子日本代表チームの強化、そして③2リーグ併存状態の解消(統一リーグ問題)の3点について、本年10月末までに明確な方向性を示すよう強い指摘を受けておりました。特に③「リーグの統一」につきましては、ナショナルバスケットボールリーグ(NBL)と株式会社日本プロバスケットボールリーグ(bjリーグ)が手を携えたプロバスケットボールリーグの創設は私たちの長年の課題でした。
 本年6月、JBA、NBL、bjリーグの三者が統一プロリーグに向けて話し合いをスタートさせ、関係者の間で集中的かつ精力的に話し合ってまいりました。一連の協議ではNBLおよび企業チームもリーグをプロ化することには賛同し、リーグ構造の草案作成にまで至りましたが、しかしながら現時点で①新リーグへの参加要件、②新リーグ(新法人)立ち上げ後の新法人と株式会社bjリーグとの関係などについて、いまだ最終的な合意形成ができておりません。
 これは、FIBAの指摘に対して十分な方向性を示せないということであり、JBA会長である私の責任です。FIBAへの回答へ向けては、関係者間では現在も前向きな努力が続けられております。私といたしましては、JBA、そして日本のバスケットボール界がより前進していくために一刻も早い新体制への移行が重要と考えるに至り、本日、辞意を表明いたしましたことを、ご理解いただきたく存じます。
 在任中のご支援に感謝いたしますとともに、本日辞任し、皆様にご迷惑をおかけいたしますことを、心より お詫びいたします。今後とも引き続きJBA、そして日本のバスケットボール界へのご理解とご支援を賜りますよう、改めてお願い申し上げます」

【丸尾 充 会長職務代行のコメント】
「本日、深津 泰彦会長が辞任を表明されました。急なことであり、私自身、大変驚いております。
 ご存じのとおり、日本のバスケットボール界はいま、その将来に向けて非常に重要な局面を迎えております。FIBAから強い指摘を受けているJBAガバナンスの強化、男子日本代表の強化、そして2リーグ併存状態の解消(リーグの統一)などの課題に対し、私たちは決して後退することなく、前向きに、かつ全力で取り組んでいかねばなりません。
 本日(10/23)の臨時理事会にて、私が会長職務代行を務めることに決まりました。この難しい局面を皆さまと力を合わせて乗り切るべく、微力ながら、JBAの先頭に立って取り組んでまいりたいと思います。
 10月末に期限を迎えるFIBAに対する回答につきましても、まだ期限までは1週間ほどの時間がございます。リミットぎりぎりまで最善を尽くし、努力を継続していく所存です。
 皆様からの信頼を取り戻すべく、今後もバスケットボール界のためにまい進してまいります。なにとぞ、皆様のご理解を賜りますよう、よろしくお願いいたします」