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エグゼクティブパートナー契約発表 記者会見報告

2012年4月12日

 公益財団法人日本バスケットボール協会(以下、JBA)は、昨日都内にて、新規パートナー発表記者会見を実施いたしました。

 はじめに、麻生 太郎 会長より、「本年度4月1日より、公益財団法人日本バスケットボール協会として新たなスタートをきることになりました。そこで、当協会は新しい事業スキームとして『エグゼクティブパートナー制度』を開拓し、この度、ゼビオグループ様と『エグゼクティブパートナー契約』を締結する運びとなりました。日本のスポーツ、特にバスケットボールは多くのスポーツ人口がいます。この可能性をもっと引き出すために、我々の知識と経験だけでなく、より広くバスケットボールの理解を得られることができ、結果として強化や普及につなげ、オリンピック出場などの成果を挙げていきたいです。多くの国民に夢や希望を与えられるように、そして、社会やスポーツの活性化に寄与できるよう努めてまいります」と挨拶。

 その後、ゼビオグループを代表して、ゼビオ株式会社 常務執行役員 グループ新規事業開発担当 中村 考昭様よりご挨拶をいただき、吉田 長寿 理事・企画事業部長よりJBA諸活動とパートナーシップによる協働について、また、バスケットボールアンバサダーの佐古賢一氏より今後の取り組みや目標について述べました。

 スポーツ団体として、これまでにない画期的な取り組みとして、今後、JBAとゼビオグループが協働して新しい事業に取り組み、社会やスポーツの活性化に寄与できるよう努めてまいります。
 バスケットボールファミリーの皆様におかれましては、本事業のご理解・ご協力をお願い申し上げます。
 

【今後、JBAとゼビオグループとの協働による取り組み(一例)】

■JBAポイントカードの発行
 約62万人のJBA登録会員(Team JBA登録会員)限定の「JBAポイントカード」を発行します。主な会員向けサービスは以下のとおりです。
 1.「スーパースポーツゼビオ」および「ヴィクトリア」各店舗でポイントカードとして使用できる
 2.会員限定サービスとしてキャンペーン等への参加が可能
 3.各種イベント会場等で会員限定の特典が受けられる(予定)(詳細はウェブサイト等で情報公開)
 また、JBA登録会員とのコミュニケーション機能を強化として、会報誌の発行(2012年度 年2回)や会員限定のWEBサイト開設を予定しています。

■3X3(スリー・バイ・スリー)の推進
 気軽に楽しめ、親しみやすいスポーツである3X3の推進が、バスケットボールの普及においても重要なアクションと位置づけ、大会の開催やプレイ環境の整備を推進し、3X3愛好家の拡大に取り組んでいきます。
 1.FIBA公式大会への日本代表チームの派遣
 2.大会の開催(JBA3×3とJBA3×3ツアー(仮))
 3.プレイ環境の整備

■クリニック・キャラバンの推進
 バスケットボールの普及と育成を目的に、バスケットボール競技者を対象とするプログラムと未経験者を対象として、バスケットボールに触れ、楽しむプログラムを設定して、クリニック・キャラバンを推進していきます。プログラムの設計や実際の始動には元日本代表選手等の協力を得る予定で、また一般の方の参加や地域貢献活動等も推進していきます。
 *クリニックとは:経験者を対象とした強化・育成を目的としたバスケットボール教室
 *キャラバンとは:未経験者を対象としたバスケットボールを好きになってもらうための普及活動
 ※名称については、決定次第、後日発表。

■ゼビオアリーナ
 ゼビオ株式会社は、仙台市太白区の大規模再開発地「あすと長町」に、スポーツ複合施設を建設中。
 最大約6,000人収容可能な『ゼビオアリーナ』をはじめ、スーパースポーツゼビオ他、計4店舗が入る大型スポーツ用品店のゼビオ棟、スポーツ施設や飲食店によるドーム棟が、順次竣工を迎えます。
 『ゼビオアリーナ』は2012年秋竣工予定。JBAのエグゼクティブパートナーとして、バスケットボールの国際大会や主要大会の会場としても使用していく予定です。

【登壇者コメント】

●ゼビオ株式会社 常務執行役員 グループ新規事業開発担当 中村 考昭 様
 「この度、JBAと弊社ゼビオグループは、包括的なエグゼクティブパートナーとして締結する運びとなり、大変喜ばしく思っています。私どもゼビオグループは、『こころを動かすスポーツ。』を掲げ、単なる企業活動としてだけでなく、スポーツの発展や、スポーツの社会的な役割について考え、取り組んでまいりました。今回のエグゼクティブパートナーという協働事業は、日本だけではなく、アジアや世界を見渡しても極めて画期的な新しい取り組みになると自負していますので、今後スポーツ団体と企業の良好なパートナーシップのモデルケースとなるようトライしていきたいと思います」

●公益財団法人日本バスケットボール協会 吉田 長寿
 「これまでの事業は、これまでバスケットボール関係者や競技者を対象とした、インナー向けのアクションとなる傾向が強くみられました。今後は、より競技性を追求したプログラムと、バスケットボールに触れるきっかけとなるプログラムの両面で、JBAとゼビオグループ様のそれぞれの強みを生かして、諸活動に取り組んでいき、5年後にはJBA登録者数を、現在の62万人から『100万人』を目指して取り組んでまいります」

●バスケットボールアンバサダー 佐古 賢一
 「JBAとゼビオグループ様のパートナー契約は、自分にとっても夢の第一歩だと思っています。その夢は日本がオリンピックに出場することです。私は40歳まで現役を続けてその夢を追いかけましたが、まだたどり着けずにいます。日本がオリンピックに出ることを果たさないと、自分のバスケット人生を語れないと思っています。これまで、個人的には全国をまわってクリニックを開催し、育成と普及をしてまいりました。この度、バスケットボールアンバサダーに任命されたことは非常にありがたく、やり甲斐を感じています。大使という大きな仕事をいただきましたので、このチャンスを活かして、日本のバスケットの底上げ、そして日本代表の強化につながれば良いと思っています。大使として精一杯頑張ります」