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ハヤブサジャパン 平成27年度女子日本代表チーム 日本代表候補選手発表および記者会見のご報告

2015年5月13日

本日都内にて女子日本代表候補選手発表記者会見を実施

内海 知秀ヘッドコーチより強化活動・日本代表候補選手19名が説明された

 本日都内にて、本年8月29日(土)~9月5日(土)に中国・武漢で開催される「第26回FIBA ASIA女子バスケットボール選手権大会(兼 2016年リオデジャネイロオリンピック アジア地区予選)」に向けて強化を図る、平成27年度バスケットボール女子日本代表チーム 日本代表候補選手 発表記者会見を実施しました。
 同チームは、来る6月10日(水)より第1次強化合宿を開催し、本大会へ向けた強化活動をスタートいたします。
 つきましては、下記の通りお知らせいたします。
 既にご承知の通り、当協会は国際バスケットボール連盟(FIBA)の資格停止処分中ではございますが、国内の強化活動は予定通り実施してまいります。

 
■ハヤブサジャパン 平成27年度バスケットボール女子日本代表チーム
 日本代表候補選手 メンバー表

■チームスタッフ
チームリーダー 高橋 雅弘(公益財団法人日本バスケットボール協会)
ヘッドコーチ 内海 知秀(公益財団法人日本バスケットボール協会)
コーチ 梅嵜 英毅(山梨学院大学)
コーチ トム・ホーバス(JX-ENEOSサンフラワーズ)
総括 庄子 梢枝(公益財団法人日本バスケットボール協会)
トレーナー 伊藤 由美子(公益財団法人日本バスケットボール協会)
マネージャー 山﨑 舞子(JX-ENEOSサンフラワーズ)

■サポートスタッフ
ドクター 武田 秀樹(東芝病院)
S&Cコーチ 窪田 邦彦(合同会社ベストコンディションKJ)
トレーナー 古澤 美香(株式会社リニアート)
マネージャー 三浦 絵理(トヨタ自動車 アンテロープス)
テクニカルスタッフ 尺野 将太(公益財団法人日本バスケットボール協会)

■選手
三谷 藍 (富士通 レッドウェーブ)
吉田 亜沙美 (JX-ENEOSサンフラワーズ)
王 新朝喜 (三菱電機 コアラーズ)
栗原 三佳 (トヨタ自動車 アンテロープス)
髙田 真希 (デンソー アイリス)
間宮 佑圭 (JX-ENEOSサンフラワーズ)
伊集 南 (デンソー アイリス)
渡嘉敷 来夢 (JX-ENEOSサンフラワーズ)
山本 千夏 (富士通 レッドウェーブ)
篠崎 澪 (富士通 レッドウェーブ) ★
近藤 楓 (トヨタ自動車 アンテロープス) ★
本川 紗奈生 (シャンソン化粧品 シャンソンVマジック)
渡邉 亜弥 (三菱電機 コアラーズ)
町田 瑠唯 (富士通 レッドウェーブ)
宮澤 夕貴 (JX-ENEOSサンフラワーズ)
三好 南穂 (シャンソン化粧品 シャンソンVマジック)
長岡 萌映子 (富士通 レッドウェーブ)
河村 美幸 (シャンソン化粧品 シャンソンVマジック) ★
馬瓜 エブリン (アイシン・エィ・ダブリュ ウィングス)

※★印=初選出
※所属は2015(H27)年5月13日現在

 
【記者会見 登壇者コメント】

■公益財団法人日本バスケットボール協会 事務総長/専務理事  大河 正明
 現時点ではFIBA(国際バスケットボール連盟)の制裁期間中であり、川淵会長からの発言もあるように、6月のFIBAセントラルボードで解除されると信じて、来るべきオリンピック予選へ向けて強化活動を開始するための発表を行います。女子日本代表の場合は、オリンピックに出場できる12カ国の中に入るのはなかなか難しいことであり、ここ2大会連続オリンピック出場を逃しています。しかし、前回のFIBA ASIA選手権大会(2013/バンコク)で43年ぶりに優勝しており、今回は期待を込めてご報告させていただきます。

■公益財団法人日本バスケットボール協会 強化副本部長  堀井 幹也
 平成27年度女子日本代表候補選手は、昨シーズンのWリーグ(WJBL)、オールジャパン(皇后杯 全日本総合選手権大会)等のパフォーマンスを参考にし、女子代表チーム委員会で選手選考を行い、決定しました。
 2016年リオデジャネイロオリンピック、そして2020年東京オリンピックを見据え、2013年からコア世代を若年化し、昨年はFIBA世界選手権とともに、若手で臨んだアジア競技大会の2チーム構成で代表活動を行いました。
 現在、若い世代にはサイズや能力が高く、アンダーカテゴリーで数々の大会で活躍し、国際経験を積んだ選手が多数おり、今回の日本代表候補選手も多くの若い選手を選出しています。スタッフ体制はFIBA世界選手権を基本にしながら、指導体制をさらに厚みを持たせるためにコーチングスタッフ増員しています。
 昨年のFIBA世界選手権では予選ラウンド敗退という結果になりましたが、その反省を強化活動でしっかり準備し、今年度の最大の目標であるFIBA ASIA選手権を連覇し、リオデジャネイロオリンピックの出場権を勝ち取ってもらいたいと思っています。皆さん、応援のほどよろしくお願いいたします。

■平成27年度バスケットボール女子日本代表チーム ヘッドコーチ  内海 知秀
 女子日本代表候補選手に関しましては、この選手たちが日本の中で、我々が目指すFIBA ASIA選手権に向けた一番の選手たちだと感じています。今年は挑戦するための勢いのある選手たちを選びました。
 2012年に女子日本代表ヘッドコーチ就任後、強化戦略の一つの柱である若手選手の育成を目指してずっと活動してきました。非常に若い選手が日本代表候補選手に入っています。この若い選手たちが、今の日本バスケットボール界の主力であることも非常に心強いところです。我々が進めてきた戦略が、計画的に運んできているのではないかと感じています。
 前回のFIBA ASIA選手権で優勝したことが、選手たちにとっても、我々スタッフにとっても自信つながっています。来年のリオデジャネイロオリンピック、2020年東京オリンピックを見据えても、リオデジャネイロオリンピック出場は非常に大事な大会です。今年8月に中国で行われるFIBA ASIA選手権では絶対に優勝して、オリンピックの切符を手にし、リオデジャネイロオリンピックに出場するという強い意志や覚悟と誇りを持ちながら活動していきます。
 今後の強化ポイントとして、一つ目は「主導権を握ることの重要性」。今年は中国・武漢というライバル国での開催であり、地元の中国は非常に力が入っています。大会を通じていく中で、やはり主導権を握らなければ、なかなか勝機は見出せないのではないかと思っています。そのためにも、勢いある選手を選出しました。それ以外にも「トランジションの需要生」「3Pシュートの重要性」「戦術の中での『個』の技術の重要性」「フィジカルの重要性」「精神面の重要性」を今後の強化ポイントとして掲げ、FIBA世界選手権での反省点を克服して、強化していきたいと考えています。
 チームは6月10日から強化活動を開始します。今、FIBAから受けた制裁解除へ向けてご尽力いただいている方々のためにも、解除された折には、海外遠征等、我々ができる限りの準備をして、そしてバスケットボールファンのためにも成果を挙げられるような取り組みをしていきたいです。
 今年のスローガンは、「勢いと挑戦」「覚悟と誇り」。リオデジャネイロオリンピックへ向けて、今年のFIBA ASIA選手権優勝へ向けて、活動していきたいと思っています。